Fort Zombie – 失われいくもの(4)

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・7日目

小屋に隠れているおじさんを発見。しかし、窓には板が貼りつけられ、扉には鍵が掛かっていた。鍵なんて持ってないし、ピッキングの知識もない。それならば拳に頼るしかあるまい。開かない扉は叩き壊せばいい。数十秒間、扉と格闘したすえに叩き壊した。おじさんはびっくりした様子だったが、ワケを話すと同行してくれることになった。

おじさんはピストルと格闘に自信があるようだ。戦闘時に力になってくれるだろう。しかし、いまは工作が得意な人間の方が必要かもしれない。さらなる仲間を集めなければ・・・。

簡易テントの中で工事作業者を発見。大工仕事、電気作業、金属加工に精通している。これでバリケード製作が捗りそうだ。

・8日目

焼け焦げた家跡からハンドガン、ライフル、サブマシンガンを発見。その近くにはボロボロに朽ち果てた死体が横たわっており、生前の悲惨な状況を物語っている。もう少しここへ早く捜索に来ていれば、助けられたかもしれない。そんな後悔が頭をよぎる。

その後、もう少しだけ時間に余裕があったので、食料を探しに出かけた。日はすでに落ち、街にはやつらがひしめきあっている。物陰に身を潜め、慎重に物資を探したが、大した収穫を得られず、徒労に終わった。時にはこういう日もある。落ち込んでいてはやつらにやられてしまう。今日は武器を入手し、大した怪我を負わなかっただけでも儲け物と考えるべきだろう。

生存者の尽力により出入口すべての簡易バリケードがようやく仕上がった。生存者と話し合い、バリケードにはさらに改良を加え、頑丈なものを作りあげることで結論が出た。生存者の数は増えているが、いまのところ食料は充分に蓄えており、みんなからは活力を感じる。大切な命の灯火を消さない為にも私が頑張らなくてはいけないのだ。

・9日目

手作りバリケードの中で科学者と出会う。仲間の科学者たちはすでに生き絶え、彼女一人だけで生き延びていたらしい。彼女は非常に経験豊富でピストルの扱いから工作、応急処置までオールマイティーになんでもこなす。

重要人物のステータス画面は豪華。

気を抜いた私はやつらの存在に気付かず、危うく襲われそうになったが、彼女の精密射撃が見事に決まり、事無きを得た。これほど心強いものはない。持つべきものは仲間だ。この異常な状況が皮肉なことに、日々の生活の中で忘れてしまいがちな人間として大切なことを思い出させてくれる。それほど現代社会が病んでいるということなのだろう。私たちは生き延びるために最善の方法を考え、現実と向かい合わなければならない。そのためには生き残った者同士、協力が必要不可欠だ。

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