今年に入ってからは伊藤忠エネクス、住友商事、青山商事の株を少量買って利確した程度。米国の利上げが続き、様子見の状態が続いている。最近は日本の割安株、配当株が軒並み上がっており、決算をミスったところでもバカ上げして確変状態に入っている。私は2~3月の恒例の下げがあると思って大きく持ち越さず、見誤った。
一方、パートのおばちゃんは三菱商事を持ち越し、私が住友を1月に売買したというのを聞いて、住友や三井などの商社を買ったとのこと。3月の爆上げ効果で含み益が膨れ、100万近くなったとか。パートのおばちゃんのタンス預金量からすると結構な量なのだと思われる。
「パートになってからボーナス少なくて嘆いていたけどそれ以上増えたわ」とホクホク顔が続いていて、なによりである。悩みは「いつズドンと来るか分からないし、少量を幅広くしか買ってないからどうしよう」とのこと。「3月末の配当で下がるだろうけど世界的に利上げで停滞してるから、この日本特有の上げはしばらく続きそうな感じもしますよね」ということを話して休憩時間に盛り上がった。
日本の政治経済のニュースはぜいぜいしていて、救いようがない。一方、アメリカの経済政策を見るとこれが先進国なのだなと実感する。表向きは高所得者への増税で財政赤字の削減と報じられているが、真の目的は高所得者への増税による所得格差の是正。税の本来の役割、すなわち税が経済の調整弁ということをしっかりと認識した上での政策であり、日本の増税とは趣が異なる。
「連邦政府の自国通貨建ての債務で合衆国が債務不履行になって破綻するー」という財政破綻ファンタジーを信じている信者の方がアメリカにも一定数いらっしゃるのかもしれないが、嘘も方便で連邦政府は財政破綻ネタをうまく利用しているのだなぁと感心する。
日本の場合は国民を貧困化させる目的で財政破綻ネタが利用されており、痴呆国家と言わざるを得ない。自国通貨がどこからやってくるか、政府が通貨を回収したらどうなるのか。みんな疑問に思わないんだろうか。