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Vampire: the Masquerade – Bloodlines – 阿羅羯磨に鉄拳制裁(4)
もうそろそろ終盤だろうか。すべての街にアクセスできるようになり、主要なNPCが出尽くしてしまったせいでやる気が減退している。未知の要素っていうのはゲームを進める上で大事なもので、シングルゲームの場合、ロケーションやシステムに見慣れてしまうと次第に飽きが生じてくる。私は飽きやすい人間なのでなおさら目に見える変化を求めてしまうタチだ。ストーリー主導のゲームはいかにメインストーリーで惹きつけられるかが重要。VtMBは脇道のクエストは奇抜で面白いものが多いが、メインクエストはありふれた展開で興味が薄れる。
人間のAIは銃火器装備がデフォになり、近接戦闘では厳しくなってきた。終盤はお金にも余裕があるだろうし、こちらも惜しみなく銃を使用した方が楽に進めるだろう。助言に従ってFirearmのスキルを上げておいて良かった。しかし、教会に潜入するミッションでは十分な弾薬を用意しておらず、弾薬不足に泣かされる。特にここのボスは近接攻撃を当てにくく、アサルトライフルかハンドガンを利用しないと苦しい。もしくは輸血パックを用意しておいて、魔術ゴリ押し作戦が有効かもしれない。攻略の幅が狭そうに見える場所も発想次第で解法が広がるのがこのゲームの面白いところだ。

大魔神に銃や剣が効かず、魔術が有効なのは理解できるが、素手なら普通にダメージを与えられるのが解せない。しかも、獣化した状態の攻撃があまり通らないのはどういうことなんだろう。ヴァンパイアの普通のパンチには魔術が宿っているとか、二重の極みを会得していて芯まで衝撃が伝わるとか、そういう裏設定があるのか。

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このエディターを作ったのは誰だー!ガシャーン!
Serious Editor 3を触っている。GIを搭載した以外は機能的に大きな変化はなさそう。Classic EditorはidのRadiantやWorldcraftに近く、QuakeやHalf-Lifeを弄っていた人には馴染みやすいUIだった。しかし、SE3になって操作体系が大きく変わってしまったように感じる(2はほとんど触っていないので、もしかしたらそれからかもしれない)。タブがごちゃごちゃと切り替わり、目的のものが見つけづらく、とっつきにくさが増している。アイコンも撤廃され、ビジネスライクなサッパリとした見た目になっており、初見では直感的に分かりにくいのではないだろうか。
もともとSerious Editorの資産(チュートリアルなど)は少なく、MODコミュニティも賑わっていない。Editorの仕様が変わったとしても打撃は少ないかもしれいない。だが、これでは一見さんが近寄りがたく、盛り上がるのは難しいのではないかと危惧してしまう。一応、SE3用のWikiが立ち上がっているもの、基本的な項目さえも不十分な状態だ。せめて基本的なドキュメントやヘルプくらいは完備して欲しいところ。いまはまだBetaバージョンらしいので、Serious Sam 3が出る頃には本気を出すのかもしれない。それは一体いつになるのだろう。
ただし、本編のマップはそのまま読み込めるのでこれを元に勉強するのは可能だ。SE3はリアルタイムレンダでもサクサク動作し、即座にテストシミュレーションが行え、パフォーマンス面は優秀。Serious SamはSTGとしての完成度が高く、ゲーム性が単純明快な為、マップを量産しやすいゲームだ。COOPゲームはコンテンツ(マップ)の多さが命。ゆえにMODコミュニティには期待せざるを得ない。MODに期待できるシングル&COOP FPSは現状これくらいしかないので頑張ってほしいわけです。シリアスな演出重視FPSばっかりじゃ、世の中つまらんからね。たまにはバカが必要なんです。こういう時代だからこそ。

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Vampire: the Masquerade – Bloodlines – イノセントブラッド+(3)
強制戦闘は獣化してボコるのが定番となっているが、体格の大きなモンスターは攻撃を受けても大して怯まず、強力なカウンターを放ってくる為、近接攻撃は向いていない。タイマンならゴリ押しで倒せないこともないが、ダメージは避けられない。こういうやつらは銃で応対するのが得策だろう。いままで銃は一切使わずに済んだが、ようやくまともな駆け引きのできる敵が登場し、戦闘に面白みが増してきた。
近接戦闘時は強制的に客観視点/TPSになり、遠目から見た敵のデザインは安っぽい印象が強かったが、主観視点/FPSでプレイすることで詳細な部分まで見え、おぞましいデザインなのに気がつく。主観視点時の不気味さや気持ち悪さ、恐怖感は別格だ。
私がFPSを中心に遊んでいるのはシューティングゲームが好きなのもあるが、主観視点による没入感の高さが大きな理由である。ゲームの世界に入りこめるというと大げさかもしれないが、その世界に存在しているような気分を味わえるのは主観視点ならでは。また、PCでゲームを遊んでいるのはコンテンツの豊富さによるところが大きいが、ディスプレイに近付いてマウスとキーボードを前のめりになって操作するプレイ環境がゲームとの一体感や没入感を一番体感できるからである。

最後の街チャイナタウンに到着。街並みはこれまでとはうって変わって、オリエンタルで異国情緒を感じられるデザインになっている。街の規模がとても小さいのが残念なところだ。

中国人ぽいキャラクターの造形はそれらしく、言葉にも訛りがある。前にも言ったが、重要人物のフェイシャルアニメーションは総じてよくできており、受け答えによって表情がコロコロと変化し、会話がとても楽しい。喜怒哀楽がはっきりとしていて、表現力でいえば最近のゲームにも決して劣っていない。

日本人としてはデーモンスレイヤーJKのユエキちゃんは見逃せない存在だ。これまでにもインターネットカフェでアメリカに憧れる日本の少女が送ったメールなどを盗み見してきたが、純粋な日本人がクエストキャラとして登場するのは驚き。

ミニスカートをヒラヒラさせながら、たまに白パンを露出し、日本刀で変化妖怪に立ち向かうユキエちゃんの姿はまさにアニメのようだ。この為にスカートに物理演算を用いたのではないかと勘ぐりたくなる。彼女の殺陣は現実的で、なおかつかっこ良く、迫力がある。このゲームの登場人物はどいつもこいつもキャラが立っていて、魅力的だ。クエストの内容も凝っており、中だるみを感じさせず、グイグイ引っ張っていく。

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Vampire: the Masquerade – Bloodlines – 惨劇のプロムナイト(2)
サンタモニカ、ダウンタウンを超えてハリウッドへ到着。それぞれの街の構造は異なるものの、雰囲気や見た目はあまり変わらない。エッチなお店が堂々と存在していたり、浮浪者や娼婦が彷徨いたりしているのでこのゲームの舞台は基本的に裏通りをメインにしていると思えば、街並みの変化の無さも納得がいくかもしれない。

それぞれの街には必ずお店があって、ここでアイテムを売買できる。購入できるアイテムは武器、弾薬、服、本などだ。武器は敵が落とす場合もあるので、なかなか購入に踏み切れない。弾薬は安く設定されており、ここで補充してくれということなのだろう。いまのところ近接戦闘で事足りているので購入はしていない。
服は街に一種類しか置いておらず、着せ替え的な要素は乏しい。高価な服は防御力が上がるが、敏捷性が落ちるものもあるので状況に応じて着替えるのが無難だろう。本を読むとスキルが上昇するが、十分なリサーチスキルがないと読むことができない。リサーチスキルを上げて本を読むか、それともその経験値を他に回すか、悩みどころだ。

解決方法は複数用意されているケースが多いと言えども、どうしても強制戦闘せざるを得ない場合がある。交渉中心のプレイだとしても戦闘スキルはある程度上げておいた方が良さそうだ。場所によっては逃走で切り抜けられるが最低限の保険は用意しておいた方がいいだろう。
クエストによっては警備員を一切殺傷せずに証拠を取ってきてほしいという依頼がある。依頼通りにスニークプレイでクリアするのがベターだが、殺傷したとしても経験値が少し減るだけでクリア扱いになり、プレイスタイルの自由度は高く、ギチギチに制限されていないのが魅力的だ。というか、クランやステータスによってスニークが厳しい場合があるので、こうせざるを得なかったというべきか。

一部のクエストではヒューマニティーとマスカレードを天秤にかけなければならない局面があり、どちらを取るべきか悩まされる。人間性を保つか、それともヴァンパイアの掟を守るべきか。ヒューマニティーとマスカレードのステータスを用意し、度が過ぎた場合にはペナルティーを与えるという制限のお陰でヴァンパイアの苦悩や葛藤、ひいては死活問題をうまく表現している。善悪などの属性付けよりもゲームプレイに直結しており、Vampire: the MasqueradeはCRPG向けの設定なのかもしれない。

AIは物音に反応し、その方向を調べるクセがある。一部のオブジェクトはHalf Life 2のように持ち運び可能で、これをAIの近くに投げれば誘導が可能だ。物投げはFar Cryの石投げのごとく有効でスニークには欠かせない。撹乱系の魔法を使えなかったり、血が少ない時は物投げに頼らざるを得ない。

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Vampire: the Masquerade – Bloodlines – ワルプルギスの夜を往く(1)
TRPG「Vampire:The Masquerade」をベースにしたアクションRPG。主人公は行きずりの異性によってヴァンパイアにされてしまい、闇の世界で生活せざるを得なくなり、やがて氏族による勢力争いに巻き込まれていく。自由度の高いキャラクター育成システムとヴァンパイアの生活を体験できるフリーローミング系の世界が特徴となっている。

プレイヤーキャラのステータスは自由に設定できる。クランは7つ用意されており、それぞれ得意分野が異なり、腕っ節の強いものや魔術が得意なものなどに分かれ、ゲームプレイに大きな影響を及ぼす。アトリビュート、スキルなどを合わせると25項目にも及び、どのスキルを重視していくかでプレイスタイルも異なってくる。なんでもかんでも戦闘でゴリ押してもいいし、あるいは交渉でなるべく争いを回避することも可能。組み合わせによるバリエーションは膨大でリプレイ性は期待できそうだ。
クエストをクリアすると経験値を獲得し、それでスキルを上げることができる。D&Dとは違い、初期値で失敗したとしても後から取り返しがつくようになっている。単に敵を倒すだけでは経験値が入らない為、マンチキンな人はサブクエストも隅から隅までクリアしていくことになるだろう。苦労に対してちゃんとした見返りが用意されていて、ミッション重視型のRPGとしては理想的なバランスかもしれない。

クエストはヴァンパイアのテーマに沿いつつ、バラエティーに富んだ内容になっている。ハンター追跡や仲の悪い姉妹のクエストは展開が二転三転し、意表をつかれた。中でも廃ホテルのお化け屋敷演出はDoom3やFEAR並に凝っていて、怖いもの見たさの好奇心をくすぐられた。新聞記事を使いながら廃墟になったいきさつを語るストーリーテリングは見事だ。
お化け屋敷演出はリアルタイムで体験していなかったのが悔やまれる。演出ゲーはグラフィックが命であり、外見が前時代的になってしまうと魅力が半減する。Source Engineを採用しているといってもグラフィックはHalf Life 2と比べると見劣りし、ところどころアマチュアっぽい部分も見られ、そもそもの質も高いというわけでもない。

見た目で褒められるところは顔の表情、おっぱいやスカートの動きだろう。ダイアログが多いゲームなだけに顔の表情が凝っていることによって会話がさらに楽しいものになっており、おっぱいがたゆんたゆんしていたり、スカートがヒラヒラしていると目の保養になる。

ゲーム進行はフリーローミングタイプで、メインクエストをクリアしていくと移動できるエリアが増えていく。フリーローミングといってもGTA 3のような広大なフィールドが舞台ではなく、Deus Ex: Invisible Warのようなこじんまりとしたロケーションの集合体に近い。ゲームに登場する建物は入出可能なものが多く、広さよりも密度を重視している。
マップ内にはいくつかの仕掛けが用意されており、ブレーカーを落として敵を誘い出したり、柵を壊してそこを通り抜けるなど、戦闘やスニーク以外の解決方法がある。解錠やハッキングを駆使すれば、さらに有利に立ち振るまえる。戦闘以外のスキルも重要であり、スキルのバランスは割とうまくいっている。

街では多数のNPCが存在するが、主人公のために存在しているような感じで生活味に乏しい。プレイヤーが手を出さない限り、イベントなどを除いて、NPC同士が勝手に争ったりはしない。
景色はずっと夜のままで朝は訪れない。ワールドオブダークネスでノワールなのはVampire: the Masqueradeの作風なのでいいとして、暗くて見づらいのが気になった。懐中電灯やナイトビジョンなどもなく、暗すぎて進行方向がわからなくなることがある。また、どこが明るくてどこが暗いのかの外見的な線引きが曖昧だが、明度をゲージと数字で表すことにより、ちゃんとスニークが狙えるようになっている。

ヴァンパイアにとっての血はマナのようなもので、血を消費することで魔法が使える。魔法は一時的な能力上昇、攻撃魔法、混乱、状態異常など、強力なものが多く、活路を切り開くキーアイテムとなっている。その代わり、血は有限であり、一度に乱発はできない。血が少なくなると暴走して、人間を見境なく襲ってしまう可能性がある。血を補給するには輸血パックを使うか、あるいは生物から吸血するしかない。
しかしながら、罪もない一般市民を見境なく吸血したり、ヴァンパイアであることが世間に知れ渡るのはご法度。この世界のヴァンパイアは人間社会に溶けこみ、共存を目指す、規律正しい種族だ。主人公にはヒューマニティーとマスカレードのステータスがあり、外道的な行為を行うと値が下がっていく。仮面舞踏会の掟から外れたものにはキツイペナルティーが待っているようだ。
血の安全な補給方法は下水道でネズミを捕まえたり、暗闇で浮浪者を襲うこと。特に下水道は誰にもバレることはないので気軽に吸血できる。一度にネズミから吸血できる量は少ないが、ネズミ算のごとくたくさん沸くので数には困らない。

視点はFPS/TPSに切り替え可能。近接戦闘時は強制的にTPSとなる。アクションゲームとしての出来は安っぽい仕上がりで当たり判定や攻撃の感触もイマイチ。ガチンコのFPS/TPSに比べると厳しい。あくまでこれはRPGという前提でプレイするべきだろう。スキルによってダメージや命中率が変わるので主観/客観視点のRPGとしてプレイするのが無難だ。

ヴァンパイアを題材にしたゲームはLegacy of Kain、From Dusk Till Dawn、BloodRayneなどがあるが、ヴァンパイアの生活まで密着したゲームとなると意外に少ない。闇の眷属になりきってロールプレイしたい人やオーソドックスなファンタジーRPGに飽きている人にはうってつけのゲームと言えるのではないだろうか。ヴァンパイアの闇社会を題材にしたアングラな臭いはこのゲームの大きな特徴だ。
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Metro 2033 – Love Meってんだー(クリア)
- 2011-01-07 (金)
- FPS
印象はファーストインプレッションと変わらず。惜しいところがいくつかあった。基礎の部分がしっかりしているだけにもったいなく感じる。
対人戦が少なく、FPSとしては物足りないが、どうもこのゲームは原作小説の世界を体験させるのを重視しているようなのでアドベンチャーゲームとして見るのが適当かもしれない。それならば演出重視な作りなのも合点がいく。原作ファンにしてみれば、映像と音でMetro 2033の世界を堪能できる上に、版権ゲームの水準を遥かに超えたこのゲームは貴重なものだろう。

しかしながら、原作未見の私にとってはそういう感慨を味わうことができないし、有名所のFPSからのオマージュがたくさん見られ、そのせいで既視感を強く感じてしまった。地下鉄や細かなアイテムの作り込みが尋常ではなく、オブジェクト一つ一つが存在感があり、足音(ガラスや木を踏んだ時の音)が凝っていて、リアリティが高くて没入感を味わえるが、チャプターの区切りが短く、ゲームプレイがブツ切りにされ、せっかくの没入感や集中力を削がれるのも残念だった。また、ミュータント戦は難易度が甘すぎて、緊張感がなく、ダークワンに怯える人々に共感するのは難しい。
とはいえ、恐らくこのゲームのテーマであろう「共通言語が存在しないが故に生じる齟齬や誤解」は十分伝わったし、ストーリーの流れにもさほど無理はなかった。いくら思っていても、言葉じゃなきゃ伝わらない。日々、助けてもらっている人たちに心を込めた「ありがとう」の言葉で感謝の念を伝えよう。苦手な人とも腹を割って話しあえば意外に良き友になりうるかもしれない。Metro 2033はそういうことを言いたかったような気がする、とメチャクチャな曲解でまとめてみる。感想はたぶん書きません。

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