Get Even – おあずけをくらった犬のよう(1)

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発売当時に購入して積んだままだったGet Evenを開封。記憶を失ったブラックがレッドに指示されながら過去の記憶を掘り返していくADV。

ブラックはなにをしていたのか。なにが正しいのか。一つ一つ手掛かりを探して、真相に近づいていくのが面白い。時系列や状況も飛び飛びで再体験していくことになる為、あれはこうじゃないか?と推理するのも楽しい。

万能スマホを駆使して手掛かりを探すのが大半で戦闘はほとんど起こらないし、起こっても不殺でスルーしろとレッドから皮肉られる。ハンドガンを所持しているが使うことはほとんどない。目的は記憶の中の敵を排除することではなく、記憶を繋ぎ合わせて真実にたどり着くことだからだ。

銃を持っているのに銃を撃てない。銃で物事を解決できない。これが良い意味ですごいストレスに感じると同時になにも考えずに銃をバンバン撃つFPSがいかに癒しであるかを痛感させられる。ステルス自体はかなり低い難易度なのでスルーするのは簡単なのだが出てくる敵を全員排除したくなってくる。これが武器を持たず、逃げるだけのFPSだったらここまでストレスには感じないかもしれない。餌の前で勃起したまま待たされ坊主の土竜のようである。

音楽、効果音の臨場感も素晴らしい。手掛かり自体が音を発し、主人公が近づくと鼓動のようにどんどん呼応して大きくなっていく。色んなところから声、時計の針の音、機械音が鳴り響き、頭がおかしくなりそう。

私は寝れない夜に時計の音や虫の声が気になって仕方がないことがあるのだがそれを思い出させる。まぁこれはゲームなのでいつでも止めることができるし、ストレスを味わいたい時にオススメのゲームかもしれない。精神疾患を抱えている人やインナーチャイルドが傷付いている人はかなりのストレスを感じるのではなかろうか。話が気になるので最後まで遊んでみたい。

コメント

  1. テレグラメトリーで話題になったゲームですから、高画質高解像度で遊ぶと臨場感が増すんでしょうねぇ

    けれど、貧しい私は夢を見るしかなかった。

  2. 親にYouTubeドリームを踏みつけられたという。
    室内の空気感はハイクオリティですが屋外は従来の方法で作られていて、その落差が気になる部分はありますね。

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