核装置の入手を科学者に頼まれ、辺境の惑星Morentoへ行く。ここは秋模様な風景が広がっている。惑星毎に風景が異なっていて、興味深い。
このミッションが終わると、因縁の宇宙船内での戦闘が始まる。今度は戦闘前にきちんとセーブしておいた。敵を速攻で殲滅し、宇宙船の操縦を行う。今度は海賊からの襲撃がなく、無傷の状態だった。前回は本当に運が悪かったみたいだ。
その後、エンパイアの監獄に行く。監視塔に兵士が居たが、スナイパーライフルで暗殺。150m以上、離れていると発見されることはないようだ。ちなみにスナイパーライフルの射程距離は最大600mだが、スコープの倍率が低いため、200m弱が限界。
インペリアルの本拠地のゲートキーを入手し、攻めこむ。ここは警備が非常に厳重で、総勢30以上の敵が存在する。スナイパーライフルで確実に倒そうとしたが、途中で弾が尽きたため、本拠地へと侵入し、敵の車両を奪い、暴れ回る。車両に搭載されている機銃が強く、楽々と敵を葬ることができた。初めからこうした方がよかったかもしれない。
そして、ピラミッド内部へと侵入すると突如、カットシーンが始まる。Discovery計画がどうのこうの・・・といったところで、クレジット画面へと切り替わった。ストーリー的にはまだまだこれからというところなのだが、どうやらこれでクリアの模様。明らかに続編ありきの煮えきらないエンディングに唖然とする。
惑星の数は10数個あるものの、メインミッションに関連する惑星にしか降りられず、ミッション数はサブを含めて250以上という話だったが絶対そんなにたくさん用意されていない。蓋を開けてみれば底はそれほど深くないのだが、深そうに見せかけるのが上手い。実質、探索可能な惑星は6つ程度しかないが、それぞれ風景が異なり、毎回新鮮味がある。
マップの大きさはBoiling Pointのように大きくはなく、A-Lifeも限定的に留まっており、差し詰めスペースオペラ版STALKERと表現するのが適切かもしれない。派閥は全部で7つあるものの、一部の派閥とはメインミッションで必ず敵対しなければならず、派閥選択の自由度が高いとは言えない。
戦闘はステルスの要素を強め、Boiling Pointよりもマシになったものの、最近のシューターに比べると荒削りなところが目立つ。宇宙戦に関しても、純粋なスペースコンバットシム(SCS)に比べて劣る出来だ。しかし、FPS+SCSを組み合わせた例は稀で(他は3000ADくらいか)、地上戦と宇宙戦を同時に楽しめる個性的な作品に仕上がっている。他とは少し違った内容のゲームを求めている人は挑戦してみてもいいかもしれない。最後のオチが気に入らないものの、個人的には結構楽しめた。