Trizon – ワンターンキル杉ちゃん

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人間がカードに変化した世界へやってきた杉ちゃん(主人公の女の子)が現実世界へ戻る為にカードを駆使して戦うデッキ構築型ゲーム。文字通り、カードとカードを融合させて最強のカードを作ることができる。こういうゲームでは珍しく制約がない。

カードを融合するとそれらの効果を持ったカードができあがる

ゲームオーバーになっても一枚だけコレクションができて、次のゲームへ持ち込みができるので最強の一枚を鍛え上げることができる。ボスに負けたので強い一枚を引き継ぎ→そのカードを持ち込んでさらに強化のループが始めたての頃は楽しい。チート染みたワンターンキルカードが仕上がっていくのにわくわくする。

デッキ構築型のゲームでは一回のプレイ中にいかにビルドが組めるか、薄氷の上を進むようなヒリヒリした感覚が付きまとうゲームが人気だ。このゲームは持ち込みができてしまうので良くも悪くもおおざっぱ。カジュアルで遊びやすいと表現することもできるし、プレイヤー側のインフレが激しくて大味ということもできるだろう。

自動で手札を増やすカードによって1ターン目で大量の手札を取得。50枚近くになるとゲームが処理落ちしてくる

最強のカードを作ってしまうと張り合いがなくなるのでどこまで縛って遊べるかで賞味期限は変わってくるだろう。私はストーリーモードは4時間ほどでクリアし、縛りのあるアセンションモードをプレイして満足した。

こういうカードゲームでは珍しく、カードの絵柄が可愛らしく、物語の会話量もそこそこある。ただ、カードと立ち絵が会話しているテキストが出るだけなので状況を想像しづらく、なかなか理解しがたい物語だった。タイトル画面のような素敵な一枚絵のシーンがいくつかあれば印象は変わっただろうと思う。

BGMは一種類で、サウンドも意図してか目立たない作り。カードをいちいちクリックしないと特殊能力が分からないUIは課題が残る。カードの上にカーソルを置くとポップアップで表示されるなどの工夫があればプレイやすかったと思う。一部の敵の能力を確認しないまま攻撃して詰むことがあった。

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