Demon’s Souls – 精神をすり減らした一匹狼は哀れな子羊を罠にかける(11)

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嵐の祭祀場に再びやってきた。骸骨剣士を倒し、砦の中に入ると、巨大なデーモンが姿を現す。ボーレタリアにやってきた私を一撃で葬り、この呪縛に陥れたあのデーモンだ。因縁の相手を前に胸が高鳴る。今度は負けるわけにはいかない。

少し近付くとデーモンは巨大な斧を振り回してきた。攻撃範囲が広く、近付いて戦うのは難しそうだ。ボウガンへと持ち替え、遠距離からデーモンの体力を削ることにした。

狙撃できそうな場所を探すと、地下を見つけた。地下へと降りると、デーモンは案の定近付いてこれない。ここからボウガンを撃つのが最適だろう。ボウガンの攻撃は意外に効いているようだ。あのデーモンは防御力があまり高くないのかもしれない。数十本を消費したところでデーモンは力尽きた。卑屈な戦法で倒したため、達成感は薄いが、ひとまず復讐は果たした。しかし、この呪縛から解放されるまでこの旅は終わらないのだ。

崖を上っていくと、大樹の近くで子供の声が聞こえてきた。周囲を見回すが姿が見えず、何かの罠かと勘ぐるものの、その声はピカピカしたものが欲しいと哀願してくる。仕方がないので大樹の近くに鉱石を一つ置くと、その声は感謝を述べる。声の正体は分からなかったが、感謝されると嬉しいものだ。

崖っぷちを進んでいくと、ここにも骸骨兵士が何匹も待ち構えている。足場に気を付けながら一匹ずつ排除していくと、黒いファントムの殺気が伝わってきた。まさかこんなところで襲撃されるとは、一気に緊張感が高まり、剣を握り締める手にも力が入る。良い調子で進んでいるのだから、ここでみすみす死ぬわけにはいかない。

崖っぷちでファントムを待ち構えていると、先ほど通った場所からやってくるのが見えた。ファントムはゆっくりと近付いている。幸い、そのファントムは戦士のようで、魔法を使わないようだった。こんな場所で魔法を放たれたら避けようがない。

ファントムに向かって先制攻撃を繰り出す。といっても、これは牽制で注意を引くのが目的だ。案の定、ファントムはそこを狙って、攻撃を仕掛けようとしたので盾で弾いてやる。そして、右手で数回押し、逆に崖っぷちへと追い込んだ。ファントムは慌てて、引き返そうとするが足を踏み外し、崖から落ちていった。

ほっと一息つき、再び探索しようとすると、またファントムが侵入してくる。一難去ってまた一難。精神が休まる時がない。運の悪さを呪いながら、壁の後ろに隠れ、待ち構える。すると、ファントムが入り口の方からやってくるのが見えた。まだファントムには見つかっていないはずだ。

しかし、骸骨弓兵を生かしておいたため、私の場所を狙って的確に矢を放っており、ファントムはそれを見ておおよその位置を把握したようだ。ファントムが階段を上るのが見えたので、砦の下へ隠れる。きっと彼は砦の上から飛び降りて、ここへやってくるはず。彼が飛び降りてきた瞬間に、私が襲いかかり、一気にカタをつけようというわけだ。

予想通りファントムが目の前に飛び降りてきた。態勢を立て直そうとしているところへ連続で斬りつけると、ファントムは力尽きた。作戦が見事に成功し、嬉しさが込み上げる。しかし、それと同時にファントム襲撃が恐ろしくなり、ここは一時退却することにした。ファントムの侵入は心臓に悪い。落ち着かなければダンジョン攻略も危うい。

連続でファントムに襲われ、「もうヤメテー(‘・c_・` ;)」と悲鳴をあげました。二つ目のファントムは見事に罠にかかり、「イヤッホー\(^o^)/」と脳汁が吹き出しましたが、それと同時に疲れがどっと出ました。ファントム戦は面白いですが、精神がすり減るのでほどほどにしてほしいの。

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