ローグライクモードとVampire Survivorsのようなサバイバーモード、二つのモードが遊べるアクションゲーム。
ローグライクモードではダンジョンの上階へ昇っていき、ボスと戦うことになる。
サバイバーモードでは15分の生存が目的。自動で攻撃が発動するシステムも用意されている。
本作の特徴は、ディスクでマナを生成して魔法が発動するシステム。ディスクには「持続タイプの魔法が発動したらマナを生成」とか「炎タイプの魔法が発動したらマナを生成」などの条件がある。ディスクに接続された魔法が必要マナを満たすと魔法が発動する。
Aが条件を果たしたらBを発動みたいなプログラミング的な魔法システムになっており、組み合わせ次第で展開がガラッと変わる。いつでもディスクと魔法の組み合わせはいじれるのでうまく発動していないなと思って入れ替えて見ると、魔法のコンボで敵がみるみるうちに溶けていって爽快。自分で魔法を開発しているような創造性の高さが本作のウリとなっている。
敵に接触してもダメージは受けず、攻撃を受けるとダメージとなる。敵は攻撃前に紫色の目印を出すので目視で回避しやすい。
ただし、ローグライクモードの後半では予備動作がほとんどない敵や画面がゴチャゴチャしすぎてなにが起きているのか分からないなどの原因によって回避するのが難しく、不快感を与える。
特にローグライクモードの時は自分で攻撃ボタンを押して攻撃する為、ディレイ動作や移動速度の低下によって敵の攻撃を受けやすく、こちらが攻撃しづらい状況が発生する。自動攻撃モードを備えているサバイバーモードでは回避に専念すればいいのでゲームとしてシンプルにまとまっている印象があり、個人的にはサバイバーモードの方が面白く感じた。
ローグライクモードではマップクリア時にディスク・魔法・遺物のどの系統の装備を得るかを選ぶことができる。
しかし、サバイバーモードではレベルアップ時に三つの選択肢が表示されるのだが、ディスク・魔法・遺物のどの装備が出るかもランダムになっており、ディスクが欲しいのに魔法ばっかり出て、15分経っても新規ディスクが手に入らないままということもある。一期一会のコンボを考えるのが楽しいのに肝心の条件を満たせなくてしょぼい魔法しか打てないということもあり、ここは問題点。
似たタイプのゲームとしてバイオプロトタイプがある。コンセプトは良いがまだまだ改善が必要なところがあり、今後のアップデートに期待したい。