Batman: Arkham City – 質より量で時間マシマシ(1)

上手く自動化された戦闘システムは相変わらず楽しいし、アクションとステルスのバランスも相変わらず絶妙で、版権ゲームとしてのツボはしっかり押さえている。だが前作ありきの部分が強く、今作特有のものではない。前作の使い回しが多く見られ、プレイフィールに新鮮味がない。唯一、新鮮味を感じられるのはキャットウーマンを操作できる点。ただ、これも初めにちょこっと触れるだけで主役はあくまでコスプレおじさんである。

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前作が大好きでやり足りないと感じていた人やコスプレおじさんファンの人は楽しめるだろうが、前作ですでにおなかぽんぽんの人には代わり映えのしない内容と言わざるを得ない。前作が非の打ち所がないほどによく出来ていたので仕方のない部分はあるが、続編ならそれプラスで新しい楽しさを提供して欲しいところだ。高水準の版権ゲームを作り上げたこのメーカーだからこそ期待してしまうし、できると信じている。

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Arkham Cityという小規模の街を自由に散策できるようになっているが、リドラーのパズルとサイドミッションがあるくらいでオープンワールドというほどではない。この街を利用した調査や移動が多いのだが、面倒なだけで水増し感がある(Far Cry 2を思い出す)。バットマンファンならバットマン気分で調査を楽しめるかもしれないが、そうじゃない人にはマイナスの影響の方が強い。

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前作よりもヴィランの数が増えているが、個々のヴィランに割かれる時間が短く、プロットも散漫になっている印象がある。前作はジョーカーとハーレークインが丁寧に描写されていて、とにかく印象に残った。ジョーカーとハーレークインは前作でやったから今回は他のヴィランで・・・ということなんだろうが、やはり役者としては力不足・・・いや今作はそれぞれのヴィランの描き方にも問題がある。アメコミのヒーローを集結させた映画の物足りなさに似ている。

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6時間ほどプレイした印象はあまりよろしくない。ここから本作特有の面白さを味わわせてくれることを期待。レベルアップしてスキルを覚える要素があるので、それが充実してくるとまた違うんだろうか。

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