Unreal Engine 5のグラフィック設定は「低」から「シネマティック」の5段階に分かれている。エディターの標準はEpicに設定されている為、ゲームの最高グラフィック設定はEpicに設定するのがよさそうだ。
うちのゲームのグラフィック設定を変えて見たら、どこまで変化がでるだろう。最低品質の低ではラフネスの反射がまったく反映されず、水面のような地面の描写がまっくろになる。
中だと意図された描写は満たしている。高だと被写界深度がかかっているような描写。エピックと高はここでは大きな差は見られない。
低は使えない。ゲームでは中・高・エピックの三段階を選べるようにした方がよさそうだ。
Set Overall Scalability Levelの関数から変更できる。整数0~4(0:low, 1:medium, 2:high, 3:epic, 4:cinematic)で品質指定できる。今回は1~3のみ設定できるようにするのだ。
テクスチャ設定やアンチエイリアスの設定など、個別に設定できるものの、今回はスケーラビリティレベルだけの簡素設定とした。個人的には自分のスペックを見ながらどこまで設定を落として、60フレームレートを確保するかを見極める遊びも好きなのだが、もうそういう時代ではないし、そもそもEpic設定でも60以上出てしまうので。
グラフィックと言えば、Steamに登録する時も迷った項目だった。ストアページでは最低と推奨のスペックを設定する必要がある。
他のインディータイトルやAAAタイトルを見ると、細かく型番指定しているものもあれば、ザックリすぎる設定もあり、真面目に統計を取って設定する必要は無さそうだ。しかしながら、嘘情報を書くのもまずいと思うので、Unreal Engine 5の動作最低設定を参考にザックリと記入した。
だが、こっちは最低スペックの環境を持ってないし、検証していないので噓じゃんと言われればそうかもしれない。例えば、 Intel Core i5 2.5GHzという表記も4コアなのか、6コアなのか、どの世代なのかで話が違ってくるだろう。
しかし、そもそもスペック要件の定義はなんなのだろうか。グラフィック設定を最低にした状態で60fps確保できるのが最低スペックなのか。30fpsくらいでも動作したら最低スペックなのか。起動できたら最低スペックなのか。ここらへんは考えすぎると哲学となるので割り切って欲しいのだ。動作しなかったらその時は返金してくださいなのだ。
ちなみにUnreal Engine 5の推奨CPUはQuad-core Intel or AMD, 2.5 GHz or fasterとなっている。UE5の情報が初公開されたのが2020年5月で、実際にリリースされたのが2022年の4月。
2020年5月のIntel CPUはComet Lakeシリーズとなる。型番は10100~10900だ。
2022年4月はAlder Lakeシリーズ、型番は12100~12900だ。
GPUの推奨はハードウェアレイトレーシングを使用の場合はNVIDIA RTX-2000 series or newer、AMD RX-6000 series or newerとなっている。RTX2000シリーズの発売が2018年、RTX3000シリーズなら2020年以降なので、レイトレーシング対応タイトルならRTX2000が下限、レイトレーシング不使用ならばGTX10~16シリーズが下限になるのではないか。
ちなみに2024年7月時点のGPU使用統計によるとRTX3060が全体の6%。次点でGTX1650の4%。
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