3/14を底にして、ハイテク&半導体株は急上昇。停戦の期待なのか、素材原油相場にブレーキがかかり、その他のセクターにも振り分けているからなのか。節分天井、彼岸底という日本の格言通りの動きになった。アップルは11連騰と恐ろしい垂直上げ。昨年11月の上昇を越えるバカ上げ。
テクニカル的に見ると176~177がボックスの天井となっており、ここを越えられるかがポイントになる。雲抜けしてゴールデンクロスで転換しており、好条件が揃っているだけに新高値を期待したい。
しかし、こういう爆上げを見ると、戦争だろうが天変地異が起ころうと、恐慌状態に買い向かっていた握力ゴリラが儲かり、怖くて損切りした人は大損をこいたことになる。ハイパーグロースなどの赤字中小に損切は必要かもしれないがビッグテックは信者になってほったらかしているのが一番なんだなぁというのが恒例の感想。
個人事だが職場のおばちゃんが株に興味を持ち出し、「SBI証券に口座を開設したのでどういうのを買ったらいいの?」と聞かれた。私は「日本株は外国人のおもちゃなので止めた方がいい。中国関連の会社も中国の政権が変わらない限り、リスクが高い。まず、手数料の少ないS&P500の投資信託をNISAでやって、それで個別株もやりたいならMSFTかAAPLを余剰資金でちょこっとだけ買ってみるといいですよ。いきなりいっぱい買ったら駄目。今は戦争中だから停戦して落ち着いてからでもいいと思う。5月は多分下がるから」と説明した。
そのおばちゃんは翌日に「どうしても買ってみたかったから夜ふかししてAAPLを160ドルで10株買ってみたわ」と言った。「いや速攻買ってるやん」と私は突っ込むことになった。3月初め頃の下落途中だったのでおばちゃんは含み損になり、「本にはめちゃくちゃ儲かるって書いてたけど株って難しいんだねぇ」と落ち込み気味だったのだが、ここ数日の爆上げによって含み益が急激に増え、あんくさんの面目は保たれることになった。私は戦争ネタもあって弱気相場が続いた為、昨年のようなバカ買いはしていないのだが、「やっぱ強気のバカ買いだな(バカ)」と後悔している。みんなが恐怖になったら買えとは言うけれど難しいですよね。
ボーイングがボックスで動いており、次の下落は10%ダウンの172ドルと予想したのは以下の記事通り。結果は11%ダウンの169ドルとなった。そして、今は14%アップの194ドルまで回復している。今までのボックスに戻すのなら210ドルが天井となるが、169ドルを底にするのなら今の194ドルが天井付近となる。ボーイングウォッチャーとしては今後の動きも注視していきたい。
謎の投資会社FRGEが73%上げ。アメリカ証券取引書のレポートを読むとケイマン諸島の登録からアメリカデラウェア州への登録へと変わり、新株を発行することによる期待上げのようだが、日本ではまったく情報がなく、なるほど分からん状態。買わんけど注視していきたい。いや、どうせ37ドルやし、遊びでちょっと買ってもいいかもしれない。