クリア。最後の演出まできっちりとリメイクされてました。こういうのが理想的なリメイクなんじゃないかな。
ステージ構成と世界観、そしてスウィングアクションといった原作の魅力を残しつつ、バランス面やシステム面が改善されている。多彩な武器が追加され、常時武器変更が可能になり、バイオニックアームのアクションが増加したことで戦術性が向上。ボス戦はカプコンらしいアクションゲームのエッセンスが取り入れられ、バリエーションに富んだものになっている。そのお陰でゲームプレイは原作よりも豊かになり、質の高い作品に仕上がっていた。また、初心者への気配りも忘れず、とっつきやすくなっている。
原作ファンなら買い。ただし、変更が加えられているので、「原作そのままじゃなきゃイヤだ」って人には合わないかも。そういう人はオリジナル版を遊べばよろしい。
原作は知らなくてもサイドアクションが好きなら、ぜひ挑戦して欲しい。スウィングは独特な操作を要するが、慣れればきっと爽快なアクションが楽しめるはずだ。古き良きアクションゲームの醍醐味がこのゲームには詰まっている。
ベンさんと中の人はほんまよくやったと思う。失敗を恐れずに挑戦し、「懐かしいけど新しい」作品に作り変えてる。原作に対する敬意や愛を感じるリメイクやね。やっぱり愛がないとリメイクはできひんし、良いものは作られへん。
もちろん、愛だけやのうて、冷静さも必要や。盲目的に原作を愛するだけじゃ、良いものには作り変えられへん。冷静に客観視できるような眼がないとあかん。今作はその点がちゃんとしてた。ファンとクリエイター、両方の目線を持ててたんと違うかな。
お陰で結構売れたらしい。とてもええことやと思う。市場として健全やな。会社やからお金儲けするのは当たり前やけど、ユーザーを幸せにするお金儲けの方がええな。作った人も買った人も、みんな幸せになったらええ。それがベストや。
せやけど、詐欺紛いの広告で釣ったり、ネームバリューだけで売ろうとするのはあかん。そういう態度にはいつか天罰が下る。しかし、現在の市場にはそういうのが罷り通っている。とても残念なことや。
良いゲームがちゃんと評価されて、それに売上が比例する。そうなるのが望ましい。そのためには遊ぶ側もちゃんとした眼、つまりリテラシーが必要やな。周りの状況に流されたり、作為的な情報を鵜呑みにせず、自分の意見を持つことが大切や。一人一人がそういう意識を持っていれば、いつか時代が変わる日が来ると思うから。
感想は後程。NOXを進めつつ、Disciples: Sacred Landsを開始する。
コメント
いい事言うねぇ
後半関西弁でわらた