Disciples: Sacred Lands – 「あと1ターン」のジレンマ(1)

この記事は約4分で読めます。

・Disciples: Sacred Lands

Heroes of Might and Magic系のターンベースストラテジー。ターン制なのでじっくり考えながら戦略を立てられる。1ターンで局面が変化してしまう可能性があり、ゲーム中は常に緊張感がつきまとう。そのため、なかなか止め時が見つからない。時間を忘れて没頭してしまうゲームだ。

将棋のような一手の魅力がつまったストラテジーゲーム


まず、初めに勢力の選択を行う。本作には「The Empire(人間)」「Mountain Clans(ドワーフ)」「Undead Hordes(アンデッド)」「Legion of the Damned(地獄)」の4つの勢力が用意されており、各勢力でユニットやシナリオが異なる。そのため、かなり長く遊べそうだ。

その次はLord(君主)の選択。君主の種類は「Warrior」「Mage」「Guildmaster」の三つ。それぞれ一長一短がある。君主の特徴が戦略に大きな影響を与えるので、よく考えて選んだ方がいいだろう。

  • Warrior
    ターン毎にHPが15%回復。ただし、4レベル以上の魔法が使えない。
  • Mage
    最上位の魔法を使用できる。魔法の研究費が通常の50%のコストで済む。
  • Guildmaster
    Thiefが強力になる。ただし、4レベル以上の魔法が使えない。

どの勢力にしようかな

勢力と君主を決定したら、キャンペーン開始。まず、ストーリーと目的の解説が入る。ゲーム目的は街の占領や他勢力の壊滅が中心となる。

ゲーム進行はターン制。自分のターンが終われば相手のターンに移り、以降それの繰り返し。ゲーム開始時は一つのパーティが用意されている。そのパーティで周辺を探索し、街を占領したり、敵を倒して、資金や資源を獲得。その資金でリーダーとユニットを生産し、新たなパーティを編成していく。

街を占領することで周辺の資源を獲得し、ターン毎に資源が追加されるようになる。その資源を使って、魔法が使用できる。

街をどんどん占領していこう

駒はリーダーとユニットに分かれる。一つのパーティで最大六人構成。一つのパーティにつき、一人のリーダーが必要。リーダーの種類は「Fighter Leader」「Scouting Leader」「Mage Leader」「Plants Rods」「Thief」の5つ。

各リーダーはそれぞれリーダーシップを持っており、その数値によってユニットを雇える数が違う。たとえばリーダーシップ3の場合、3人のユニットを連れて行ける。

● リーダー

  • Fighter Leader
    前列向き。体力と攻撃力が高い。
  • Scouting Leader
    後列向き。遠距離攻撃が可能。素早い。
  • Mage Leader
    後列向き。全体魔法を使える。
  • Plants Rods
    後列向き。回復魔法を使える。Plants Rodsを扱える唯一のリーダー。
  • Thief
    リーダーシップ0。一人で諜報活動を行う。アイテムの盗み、ボスとDuel(一騎打ち)、毒ダメージを 与えられる。

リーダーは2つまでアイテムを装備できる。ただし、装備するためにはアビリティが必要。レベルアップして専用アビリティを覚えなければならない。

● ユニット

  • Fighter
    前列向き。体力と攻撃力が高い。
  • Archer
    後列向き。遠距離攻撃が可能。素早い。
  • Apprentice
    後列向き。全体魔法を使える。
  • Acolyte
    後列向き。 回復魔法を使える。

局面を考慮してリーダーを作ろう

街を敵から防衛するためにユニットを配置しておく必要がある。配置できる数は街の規模によって異なる。規模を上昇させるにはお金が必要。

ただし、お金がいくらあっても1ターンにつき、1規模しか上昇させられない。占領時、街の規模は小さいので早急に上昇させる必要がある。そうしなければ再度、街を敵に奪われかねない。

よく考えてユニットを編成しよう

拠点は初めから最大規模で六人まで配置できるようになっている。また、強力なヒーローユニットが居るので、序盤なら防衛をそいつに任せてもいい。

拠点では施設の開発が行える。施設を開発することでユニットのアップグレードが可能になったり、魔法を研究できるようになる。ただし、1ターンで1施設しか開発できない。

施設はツリー上に開発していく

戦闘もターン制。速度の早い順から行動できる。それぞれのユニットは決まった行動しかできないため、戦闘展開は単純。たとえば、Fighterは近接攻撃、Apprenticeは全体魔法攻撃、Acolyteは回復しかできない。

その分、戦局が予想しやすい。ゆえにパーティ編成でおおよその勝敗が決まるといっていい。

戦闘もターン制だから、じっくり考えられるよ

ゲーム内容は大体こんな感じだ。HoMaMをプレイしたことがある人はすぐに馴染めると思う。システムはそれほど複雑ではないので、ちょっと遊べば慣れるだろう。Civilization大悪司が好きな人はもしかしたらマッチするかも。

私はHoMaMのシステムは好きなのだが、カラフルな色彩のビジュアルやカートゥーンぽいキャラクターが合わなかった。Disciplesは落ち着いた色調で私好みの世界観だ。ポートレートだけアニメ調なので、ここは好き嫌いが分かれるかもしれない。

とりあえず、今回はシステム説明まで。

タイトルとURLをコピーしました