【悲報】藤巻健史、日銀破綻論を唱える

この記事は約2分で読めます。

藤巻先生が再び日銀破綻論を唱える。ちなみに藤巻さんは元国会議員、定期的に日本や日銀が破綻するという本を書かれているファンタジー作家です。

藤巻:これは借金を税金で返すのがどれだけ難しいかというランキングなんですよ。日本は税金で借金を返そうとするととんでもなく大変。アメリカの二倍くらい大変だよという話になってしまうわけですね。

政府が借金という形でお金を発行して国民に配って、国民がその一部を納税という形で政府に返しているだけです。藤巻さんは政府の借金を減らすのを目的としているんですが意味不明なんですよね。日本円の流通量を減らして、みんなを貧困化させるのが目的なのか?

政府の借金を「政府の」と言わずに、ただ「借金」と言って無知な人の恐怖感を煽る。国民の借金ではない。しかも、これは借金というよりかは政府によるお金の発行額と言った方が正しい。どれだけ日本円を発行したかという記録に過ぎない。国庫債券は60年後に返すルールがありますが、満期になったら同額の国庫債券を発行して借り換えするだけです。

日本が発行できないドルやポンドやユーロを借りまくって返せなくなったら確かに問題なんでしょうけど、日本しか発行できない日本円だと問題ではない。そもそも欧米に貸しが多いのは日本側、外貨で破綻するリスクも現状はない。

藤巻:政府が国債を発行し、その国債を日銀が買い取って紙幣を刷りまくって政府に渡す。財政ファイナンス。財政ファイナンスとは政府の借金を中央銀行が賄う。

「紙幣を刷る」という表現を多用しているんですが紙幣(日本銀行券)は全然刷ってない。紙幣の量は1998年が55兆で2021年が116兆円でたった二倍です。

藤巻さんの説明を聞いているとお金=紙幣のような表現が多くて、誤解を生みます。金融のことを理解していないおじさん、おばちゃんのような曖昧な説明。

国庫債券や信用創造もきちんと理解しているのか疑問を持つような解説が多い。動画の後半では藤巻論と現実の相違に対する無理やりな言い訳ばかり。言い訳しても現実はそうなってない。いつかヤバくなる、なんらかの理由で破綻するばかりで要領を得ない。破綻の経緯や破綻の定義もあやふや。

こういう自称経済評論家、政治家に騙されて、日本は衰退したのかと思うと悔しい思いになります。藤巻さんの人柄は温和な人で、政治家時代も腰が低くて良い人という評判を聞くのですが、いくら人柄が良くてもこういうことばっかり言ってる人はさすがにヤバイよねと思うわけです。本当に日本が破綻するというなら欧米に移住してほしい。国民の不安を煽って金儲けするの止めてほしい。

タイトルとURLをコピーしました