Hunted:The Demon’s Forge – 噛み締めてようやく味が出る(1)

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エルフのエラーラと人間のキャドック、異なった二人のキャラで協力して進めていくアクションRPG。二人は闇の眷属に囚われた人々を救いつつ、デモンズフォージの謎に迫っていくことになる。ダンジョン作成機能を備えており、独自のダンジョンでCOOPも可能だ。

戦闘は弓主体で進めた場合はファンタジー版Gears of Warといった感じ。ステージにはあからさまに遮蔽物が置いてあり、ボタン一つでスピーディにカバーできる。平面的な戦闘に終始していたGears of Warと違って、こちらは高低差のついた戦闘がたくさんあり、近接戦闘もしっかり押さえている点が異なるところだろうか。様々なTPSやアクションRPGの要素をミックスした形になっている。

攻撃すると敵はノックバックするし、流血もあるので爽快感はそこそこ感じられる。エラーラはスピーディーなのに比べてキャドックの動作は少し遅いのでこの辺が爽快感に影響を与えるかもしれない。紫のクリスタルに触れることでキャラクター選択が可能だが、エラーラは軽快に動くし、おしりはむっちりだし、動くとおぱいがぷるるんと揺れるので、私はもっぱらエラーラでプレイしている。

ヘルスとマナはポーションによる回復方式。ポーションは所持できる(所持数は進行に応じて変更)。仲間が倒れた場合、近くでスペースを押すと蘇生用のポーションを投げつけて蘇生が可能。蘇生に関してはいくらでも可能なようでヌルイ。

エラーラは弓の名手だが弓・剣・魔法を使用でき、キャドックは近接戦闘が得意なものの剣・クロスボウ・魔法が使用可能。エラーラで近接戦闘、キャドックが遠距離戦闘という組み合わせも不可能ではなく、状況に応じて臨機応変に使い分ける必要がある。逆に色んな攻撃方法を駆使して、敵を翻弄するのがこのゲームの戦闘の醍醐味と言えなくもない。色んな戦術で戦う方がより楽しめるだろう。

ただし、初めはスキルや魔法を使えず、クリスタルを集めてスキルを習得していく必要がある為、戦術は限られてくる。そのため序盤は単調以外の何者でもなく、印象がすこぶる悪かったのだが、スキルが増えていくことにより戦闘に面白みが増してくる。少しプレイして「これは・・・」と思った人は我慢してもう少し進めた方が良い。

いかんせん攻撃方法が多い為、切り替えが乱雑になってしまいがちだが、PCならキー一つで魔法を選択できるし、パッドでは十字キーで選択ができるようになっている。しかし、魔法を選択した後にマジックキーを押さないと発動しないので始めは操作に少し戸惑うかもしれない(PCゲームの場合、ショートカットキーを押した瞬間にその魔法が発動するのが普通)。

マップは細かく区切られており、エリアを跨ぐ際に協力アクションを求められる。二人同時にエリアを超えさせる為の処置なのだろうが、頻繁に同じようなアクションを求められるので見飽きてくる。マップ内にはいくつかのシークレットが用意されており、これは解法を探す必要があり、どうでもいい協力アクションよりかは面白い。キャドックがオブジェクトを押して、エラーラが炎矢で燭台に火を灯すパターンがほとんどだが、考えさせる余地があるだけマシ。エリアを越えると前には戻れないので、協力アクションを見つけたらシークレットの見落としがないように一度周囲を見渡した方が良いかもしれない。

エリアを移動すると必ずストリーミングロードが生じるのだが、10秒~30秒ほど画面がフリーズまたはコマ送り状態になってストレスが溜まる。MyDocuments\My Games\Hunted\DFGame\Config\DFEngine.iniを弄るとマシになるかもしれない。私は512を1024にしてストリーミングロードの時間が軽減されるようになったと思う。

[MemoryPools]
FLightPrimitiveInteractionInitialBlockSize=512
FModShadowPrimitiveInteractionInitialBlockSize=512

いわゆるレベルアップ要素に変わるものとして、キャラクターのタレントというのがあり、「敵を○○匹押すとダメージ上昇」「シークレットを探すと武器スロット追加」などの特典がある。

武器スロットまでタレントで制限する必要があるのか疑問なところだが、序盤は武器を一つしか持てない為、武器を拾う場合は装備しているものを捨てる必要がある。

アビリティ画面でステータス、装備品やセットしている魔法を確認できるが、インベントリ的なものはなく、アイテム数は結構パターンがありそうだが好きなように収集はできない。

前述したように序盤は戦術が制限されていて、ロード時間の長さと頻繁なストリーミングロードにより「またやっちまったな感」を感じていたのだが、スキルが増えてきたことで徐々に面白みが増してきて、iniをいじることによりストリーミングロード時間も軽減されたように思え、印象が良くなってきた。様々なスキルを組み合わせ、パートナーと連携するのが楽しい。魔法の使えるファンタジー系COOPアクションは少なかったりするので意外なダークホースになりえるかもしれない。エラーラ姉さんも可愛いし。ばばあけっこんしてくれ。

コメント

  1. •初回ロードが5分。長すぎワロタ。二回目の起動からはロード時間なし。
    •マップのロードが1~2分。待たせすぎワロタ。二回目からは早くなる。
    •マップを移動中にストリーミングロードが起こり、10~30秒程度のコマ送りが発生。ストレス溜まりすぎワロタ。しかも小さなマップで3~5回ほど起こる。

    これらのロード問題はunknownさん自身が紹介していたMicrosoft AppLocale Utilityから起動する方法(http://fpsunknown.com/archives/7382)で完全に解決しました。
    私はパッケージ版なのでexe指定からでしたが最初から最後まで問題なくプレイできました。

    また最近日本語化MODも発表されました
    UP主は未完成と言っていますがストーリーラインは完全に翻訳済みです。
    日本語訳 v0.1 http://www1.axfc.net/uploader/O/so/185064

  2. 訂正
    × パッケージ版なのでexe指定
    ◯ パッケージ版なのでhunted.exe指定

  3. なるほど。情報ありがとうございます。あの方法で改善されるんですね。
    ロードがウザくて途中で放棄してましたが、時間が出来たらリプレイしてみたいと思います。

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