We Were Hereシリーズ四作目。周囲の環境や障害を確認しながら相棒に情報伝達を行い、協力して攻略方法を探していく謎解きゲーム。一作目のWe Were Hereは無料で配信されているのでまずはそちらを試した方が良い。
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今作は通しで11時間ほどかかり、シリーズ中で最長となる。パズルの種類も増えており、最後まで飽きずに楽しめた。音を物まねして相手に伝えるパズルは目新しく、新鮮な体験だった。こういうFPSのパズルゲームでは上位に位置する作品という印象。
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初期の作品では無駄に距離を移動して探索したり、時間制限のあるアスレチック的なステージもあったが、今回は緩和されている。手先の器用さよりも効率を考えて行動しないと解けないパズルや二人の断片的な情報を組み合わせないといけない場面が増えており、シリーズ中では一番頭を使う場面が多かったように思う。
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今回も別々に分かれて行動することになるので片方が情報伝達を怠るとクリアできない。時間の余裕のあるフレンドとじっくりと考えながら楽しむといい。せっかちな人や考えるのが面倒な人には向かないだろう。
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