私がチャートを見る時に参考にするのは一目均衡表とMACDですが、これでは決算翌日の動きは読み解けない。では、信用買い残りからなら読み解けるのではないか。ちなみに信用買いとは証券会社に借金をして株を買う方法です。
まず、7/29に急落したサイバーエージェント。下の赤い線が信用買い残り、緑の線が信用売り残り。4/5から信用買いが急激に増えている。
信用買いが増えると株価は低下し、信用買いが減ると株価は上昇。高値更新した6/24の週は信用倍率(買い÷売り)2.79、今週は信用倍率6.64。信用倍率や信用買い残り数で売買するなら7/29は売りの日になる。信用倍率3を下回らないと大きな上昇は見込めない。
滑り台状態のネクソン。5/18から信用倍率3を超え、3~7を行ったり来たりした状態で株価も横横が続いている。今後も停滞が続くどころか、さらに下落する可能性もある。
コーエーテクモは5/14の週に信用倍率3.09。6月以降は信用取引が少なく、信用売り買い共に7万で均衡し、信用倍率1.0。
決算翌日を迎えるカプコン。4/5の週から信用買い残りが急激に増加。5月まで信用倍率3~4で推移していたものが現在は9.73まで悪化。信用売り残り7万5千に対して、信用買い残り73万で積み上がっている。
信用残りで売買するなら7/30はサイバーと同じく売りが入る。キャノンやTDKなど、信用買い残りが多いところは決算が良かろうと徹底的に売られている状態。カプコンの1Q決算は営利120.4%増で良決算だったが需給面で考えると最悪な地合となる。1400株持っているがさらに含み損が広がるか。覚悟しておいた方がよさそう。