心に突き刺さる7話 ワンダーエッグプライオリティ

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いつもキツイ話だけど、今回はいやーキツイっす。先生によるアームカットは実写では難しい案件ですね。野島さんが自由を求めてアニメ畑にやってきた理由がよく伝わる。マンネンがリカに寄り添うシーンでジーンとしました。

ワンダーエッグ・プライオリティ 第7回「14才の放課後」‐ニコニコ動画

ぼくらはなにかに依存したり、支えられたりして生きているわけで。そういう原理原則を忘れたり、理解ができないと血も涙もないようなことが平気でできたりする。特にビジネスで成り上がって、表にしゃしゃり出てくる人物はそういう傾向が強いんじゃないかな。運や恩という言葉を知らない、または理解できない。

「俺は自分の努力だけでこの地位に上り詰めた。お前らが貧乏なのは努力が足りていないんでしょ。若者には貧乏になる自由がある」

ビジネス界のみならず、政治の場でもこういう思想の持ち主が権力を握りがちだから救いようがない。お金の認識を間違い、公の機能すら理解していないから自助で努力しろと促す。

時に慣習や人間関係は面倒臭く感じることもあるが、それをみんなが守るから秩序は保たれる。それらが破壊された時、分断された人々は権威に言いくるめられ、支配されてしまう。特に去年の大阪破壊構想では恐怖を感じた。大阪市を廃止することを、大阪を都にすると抽象的な言い方で喧伝し、無知な人たちを騙し、今まで築き上げてきたものを破壊しようとしていたからだ。

そもそも大阪が発展していない、日本が経済成長していないのは需要不足なだけであり、政府が需要を創出すればいいだけの話である。他国並みに財政出動すればいい。右から左へ予算を付け替えたり、一つのものを四つに分けたところでなにも解決しない。インバウンドやカジノにしても内需に比べれば微々たるものでしかない。

ワンダーエッグプライオリティに登場する問題は家族間や個人に起因することが多いので公が手出しはしにくい。しかし、少なくとも貧困問題は政府が解決できるし、さっさと取り組むべき問題だ。

国の借金がどうこうと平気で嘘をついたり、嘘を付いていることを自覚しつつつき続けたり。無責任で信頼できない大人ばかりで子供たちが頼る先がない。なんでもかんでも自己責任、個人の問題と断定し、頼れない雰囲気を作ってしまった大人の責任である。25年間、嘘をつき続けてきたのだから、そろそろ本当のことを話そう。

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