Journey to the Savage Planet – これはシューターではない。アドベンチャーだ

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これは山登りゲームである

未知の惑星を探索し、宇宙船を修理して脱出を目指す、主観視点のアドベンチャーゲーム。まず、主観視点でハンドガンを撃てるからといって、これをFPS(シューター)とは思わない方がいいだろう。原住生物との戦いはあるものの、その比重は低い。

パルクールやアスレチックの要素が強い探索ゲームである。Half-LifeのXenから戦闘を8割ほど省いたゲーム、Doom(2016)から戦闘を9割ほど省いたゲーム、Borderlandsのシークレット探しに特化したゲームと考えてもらっていい。

序盤にハンドガンを制作するとそれで生物を撃ったり、オブジェクトを壊したりできる。ハンドガンをアップグレードすれば溜め攻撃も可能になる。しかし、ハンドガン以外の銃は存在しない。そういうところからもこれは純粋なシューターではないと察せられるだろう。敵と戦うのが楽しいゲームではない。

上へ上へ

メトロイドヴァニアのようなゲームデザインになっており、ミッションをクリアしてスーツをアップグレードするとダブルジャンプができるようになったり、グラップリングフックなどが手に入る。それを利用して先のエリアへと進んでいく。

周囲の環境を活かしたパズルなども用意されているが、このゲームの大半はジャンプして高い場所を登っていくことに集約される。そういうアスレチック要素が好きな人でなければこのゲームは楽しめない。

メインやサブミッションの目的地はマーカーで表示され、迷いにくい。地形が複雑な作りだがなにをやるべきかが明確である。

拠点となる宇宙船には各テレポーターから瞬間移動が可能。宇宙船に戻ると探索中に見つけた物資を集計し、装備をアップグレードできる。宇宙船にはバカバカしいCMが常に流れており、初めこそ物珍しさに目を奪われる。

しかし、次第にウンザリし、新しいCMが来てもすぐにモニターを消したくなる衝動に駆られるところはとても現実的だ。

残念な点は日本語字幕に対応しているものの、音声は英語とフランス語のみなところである。バカバカしいCM、皮肉的な音声ナビゲーターなど、これらは母国語で聞けた方がより面白さが増しただろう。

目に余るお約束

演出はほとんどなく、淡々と惑星を探索していく進行になっている。初めこそ未知の惑星にワクワクさせられるものの、同じようなアスレチックの繰り返し、驚きに欠けた探索は淡白に感じられる。

未知の惑星を探索するゲームと聞いて期待していたのだが、「未知の惑星を探索している感覚」はあまり得られない。マップの作りがすごくゲーム的で「ここはグラップリングフックを使わないと行けないところ」とか、「ここはハイジャンプが必要なところ」とか、初っ端からそういうところを匂わせてくる。親切ではあるものの、お約束を強く感じさせてしまい、没入感を削いでいる。

カラフルな世界観で、なおかつFPSなので面白そうだと思ったのだが、期待に反する部分が多かった。パルクールやアスレチックが好きな人は楽しめるかもしれないがそれ以外の人にはなかなか厳しい内容だ。

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