Her Story – Herってだれやねん(クリア)

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8割程度閲覧して約3時間でクリア。ZorkのようなインタラクティブフィクションとLDゲームを今風にアレンジしたものというか、懐かしさと新鮮さが合わさったような独特のプレイ感覚があった。

プレイヤーは古いデータベースを使い、殺人事件の証言ビデオを閲覧していくことになる。しかし、ビデオは細切れにされており、検索して出てきた上位5つまでしか見ることができない。そのため人名+動詞で絞り込んだり、ビデオの中に出てくる単語を組み合わせて新たな証言を見つけ出し、真実を探っていくというシステム。

あーでもないこーでもないと単語を調べて組み合わせ、新しいビデオが出てきた時のワクワク感は選択型のアドベンチャーゲームでは味わえないものがある。検索サイトで目的の情報を探り当てた時の感覚にも近いかもしれない。重要な単語が出てきたらそれをクリックするだけのゲームではないのだ。自分で単語を打ち込む、この一手間が古臭いデータベースで本当に調べているかのような臨場感を与えている。

ただ、元々は英語のゲームであり、日本語化しても英単語でしか検索ができないのでネイティブの人に比べると色々と抜け落ちてしまうものがあるかなぁという感じは否めない。スペルミスして、あーこのビデオはないのかぁという思い違いをしたりする可能性も含めて。英語圏の人なら直感的にいけるものが非英語圏の人だとそうはいかないであろうというメタ的な思いや悔しさが常に頭の中にあったがまぁこのへんは個人的なものだろう。

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ビデオに出てくる女性は一体誰で、これはどんな殺人事件の証言で、この証言ビデオを見ているのは一体誰なのか。このゲームには何人ものHerが登場し、語られる。だが、それは情報の断片に過ぎず、どう構築するかはプレイヤー次第。その曖昧さがこの物語の醍醐味であり、昨今のウォーキングシミュレーターに通じるものも感じた。表向きは証言ビデオと見せかけて、実は…というもう一捻りある物語は火事で死んだ少年に近いものもあるかな。ミスリード好きな人は是非。

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コメント

  1. だからなんとかイーサンカーターのネタバレはやめろっつってんだろ(棒)

  2. 海外のホモも日本の古いホモビデオを見る時に翻訳で苦労してるだろうから。ま、多少はね?
    あっ、そうだ(唐突)。断片化されたホモビインタビュー映像の情報から、男優の出演作をやわらかスマホで検索するゲームはどうかな?
    最後はとある男優のブログにたどり着いて宇宙的存在とアメリカの関連を匂わせる文章を見せて尖閣守ってゲーム尾張!平定!クレジットでイーサンカーターのネタバレで解散!

  3. 私はイーサンカーターのネタバレはしていません。
    これだけははっきりと真実を伝えたかった。
     
    このゲームは言葉が非常に重要なので翻訳があって助かったゾ。
    一発ネタで類似作品は作りづらい感じはあるけどこのシステムはよかったっすね。

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