・King’s Bounty. Armored Princess Demo
King’s Bounty: The Legendの続編。今回はアメリ姫が主人公となる。前作の主人公はおっさんばっかりで・・・という人には朗報と言えるかもしれない。
また、前作よりもマップが広大になり、種族や魔法も追加されているようだ。
クラスは前作同様、Warrior、Paradin、Mageの三種類。前作はクラス毎にキャラモデルが違ったが、今回はアメリ姫のみでクラスによって衣装が異なるという形式。
クラスのタイプは前作に準じており、Warriorは近接戦闘補助、Paradinは補助と回復、Mageは攻撃魔法、のスペルを戦闘中に使用できる。
基本的な操作方法は前作と同じ。ポイントクリックで主人公を移動させていく。マウスだけで操作可能。敵と接触するとターン性の戦闘に突入する。
アメリ姫はペガサスに乗っており、いつでも空が飛べるようになっている。前作は敵に通せんぼされて戦闘せざるを得ない状況に陥ることがあったが、今回は空を飛んで回避可能だ。敵の背後も取り易くなっている。空を飛べるお陰でアイテムやリーダーシップの回収が格段に楽になった。また、空を飛ばなければ回収できないアイテムも用意されている。
飛翔はチート臭い機能だが、いちいち歩いて移動するのはかったるいのも事実。個人的にはアリな変更点だと思う。
製品版ではどうなのか分からないが、デモ版ではスタート時から兵士やスペルがかなり揃っている。いきなり中盤から始まったような印象を受ける。
特にチュートリアルも用意されていないので前作未プレイの人は辛いかもしれない。
敵に攻撃したり、攻撃されたりするとRageが上昇していく。前作ではRageが上昇するとSpiritsの支援を使用できたが、今回はペットのDragonの支援に変更されている。Dragonにはレベルが用意されており、主人公と共にレベルアップし、Rageスキルのアップグレードが行える。
このDragonが非常に愛らしい姿をしていて、胸きゅんせざるを得ない。戦闘中にドラゴンはカタツムリと遊んだりしているのだが、その姿を見ているととても癒される。アメリ姫といい、ドラゴンといい、今回は可愛らしい路線を狙っているのだろうか。
【まとめ】
King’s Bounty: The Legendの拡張パック的(良い意味で)な内容。「前作はすでにクリア済み。まだまだ物足りねぇよ!」という人にはうってつけだろう。
ただし、スタート時からそれなりに強い状態から始まるため、新規プレイの人は戸惑うかもしれない。基本的なシステムを把握する意味も込めて、前作はプレイしておいた方がいいだろう。ちなみに前作の主人公をアメリ姫に置き換えるMODもある。
King’s Bounty: The Legendの日本語版はZOOさんから販売されている。私は購入しようと思いつつ、未だに購入できていない。いつかはプレイしたいなぁ。それにしてもZOOさんはマイナーゲーのローカライズに熱心というか、採算が取れているのか心配になる。The Voidなんかも日本語化してくれないかなぁ。
コメント
Cryostasisやら、TRINEやら、ZenoClashも日本語版を発売するとのことでビックリでした。
DL販売ですけどNationRedとか日本語化する意味あるのかなぁと思うほど・・・
ライセンス料が安いのか、それとも採算はトントン程度でPCゲームを啓蒙するために取り組まれているのか分かりませんが、
まともなローカライザーが存在しない現状、ZOOさんには今後とも頑張って頂きたいですね。
そういえばThe Pathも日本語版が出るそうですね。値段は3000円くらいだと嬉しいのですが・・・難しいかな。
The Pathの日本語版ですか!それは吉報ですね。
個人的にはPathologicを日本語化して欲しいですけど、ありえないでしょうねぇ。
パッケージはものすごくアレですが、CDラベルの絵を使えばこの国でも掴みはOKな気がするのですよ。
King’s Bountyは旧版からの付き合いですが、リメイク版も非常に良い出来でロシア株が個人的にうなぎ昇りした物件でした。
1CはAkellaと違ってリリース時期があまり遅れないのもうれしいです。
もともとロシアン・東欧ゲーは技術はあるけど金はないって開発が多いため、ストーカーやキングスバウンティやヒーローズMMVなどの「西洋の代理店がしっかりついてお金をだしてる」ゲームに関してはかなりしっかりした仕上がりだと思います。
けれども代理店もつかず、ロシア国内だけで販売、そして後から西洋圏で発売するゲームに関してはひどいものが目立ちます。結構大風呂敷広げて当初言っていたシステムんがまったく搭載されてないゲームも多いですよね。
ユーアー☆エンプティーとかすたーりん地下鉄とか、まぁひどいゲームは結構ありますしねぇ・・・。(エンプティはなぜかいろいろだめな部分がたっぷりあるのに雰囲気だけで押し切っているなぜかまったく嫌いになれない作品だけど)最近ではベルベッドアサシンがまったくもって基本に忠実すぎるなんのひねりもないスニークゲームだったのですが、なぜか真昼間の設定なのに薄暗く、モノトーンに近い暗い街の雰囲気、はっきりとは語ってはいませんが、ラストステージがあきらかに「オラドゥール」の事件を再現しているように見えるなど、かなり重苦しく、ワルシャワ蜂起の話までやっているというまぁかなり独特の雰囲気を持っていました。
きちんと代理店さえつけばよいものを作れるという実績はもっているとおもいます。お金がないのか、東欧ロシアンゲーはPCと360マルチでPS3に手をださないところがおおいですねぇ。開発機材が高いらしいし、PCと360はかなり環境を流用できるそうなので。
>>@さん
http://tale-of-tales.com/ThePath/blog/2009/10/19/working-on-translations/
直訳寄りでしょうか。Quest3Dを使えば日本語化は簡単だよと言われています。
Pathologicは是非とも日本語化してほしいですね。ダイアログをきちんと読んでクエストをこなしていかないとデッドエンドになっちゃうし、そのくせダイアログは読みづらいしで途中で放棄してしまったので。
>>もへもへさん
HoMMVはUBIがパブリッシャーなので納得できるのですが、King’s Bountyは1Cがパブリッシャーなのにも関わらず出来が良すぎますよねぇ。
1C販売のゲームにありがちな安っぽさがなく、きっちり仕上がっていて、とても遊びやすいと思います。