ギフト兄貴からもらったPapers, Pleaseをチョコっとプレイ。もっと作業的なものを予想していたんだけど、一日ごとに変化していく世情に応じてルールもめまぐるしく変わっていき、新鮮味が保たれている。登場人物のひとりひとりに物語があって、まさに人に歴史あり。実際に現実であったことをベースにしながら、うまくゲームに落としこんでるのが見事。間違いを指摘されるとほんと心臓に悪い。ショックで死にそう。
基本は間違い探しだがプレイヤーの判断による間違い(過ち)を許容してくれるところがあって、各々の正義感や観念の問題まで踏み込んでいる。ここまで倫理や道徳性が感じられるゲームはVampire: the Masquerade – Bloodlines以来かな。
あとは手触り。2Dのゲームなんだけどスタンプ台を引っ張りだした時のバウンドとか、スタンプの押印、書類をドラッグ&ドロップで持ち主に返却したり、このへんの感触がアナログ的で触っていて楽しい。バーチャル的な味気ないスイッチとは違うんだ。細かい手触りまで作りこんでいるゲームって意外になくて、こういうところが没入感や現実感をより高めているんじゃないかな。
盆休み中にやりたいことはあったし、宣言もしていたけど、なんかやる気がおきなくて、なにもできなかった。さっさと死にてぇな俺もなー。Papers, Pleaseのフォーマットはまだまだ可能性を感じるというか、あからさまにやっつけな手抜きシミュレーターより、こういう風なシミュレーターがもっと出てきてほしいっすね。
たとえば食肉開発ゲーみたいなね。20xx年、安くて、うまくて、安全な肉をJ国民は求めていた。C国の肉は安いが安全とは言いがたい。しかし、J国の肉は信頼性は高いが値段も高い。そこでプレーヤーは卸業者となり、安くて、うまくて、安全な肉を開発するのが使命だ。他の業者や他国も努力してパフォーマンスに優れたものを提供してくる。それを上回るものを作らなければならない。
消費期限の切れたものを買い取り、殺菌消毒してリサイクルしたエコ肉。廃棄パンやダンボールや鶏肉を混ぜ合わせた国産牛100%ミンチ。血液と油と水を注入して豊富なうま味とボリューム感たっぷりの新鮮なお肉を開発して、ライバルに打ち勝つのだ。開発品にケチをつける従業員はクビにしろ。邪魔してくるメディアは暗殺しろ。国民は安くて、うまくて、安全な肉を求めているのだ。
森のランチパックすき
コメント
ただ旨いというだけで時間と資源を浪費するだけのJ国産より、限られた資源を多くの人に届けようとするC国産のほうが時代にそぐっているんじゃないかな(錯乱)
Papers, Pleaseおもしろい
やってると段々目配りとかマウス捌きがそれっぽくなってくる。
あぁ~入国審査官になる〜
たまに男顔でパスポートは女とかが来るからレントゲンを撮るとやっぱり男じゃないか(憤怒)
じゃあC国産をJ国産といって売ろう(名案)
書類出し忘れおばさんきらい。
頭にきますよ。