「与えたダメージの20%ヘルス回復」という効果が付いた両手剣を入手。これで回避や回復の必要がなくなり、敵に向かって一心不乱に武器を振り続ければ勝てるようになった。攻撃は最大の防御とはまさにこの事。出来の悪いハック&スラッシュのようだ。
舞台はジャングルへと移った。ゲーム進行は一本通行な感じが否めないが、エリア毎に風景が異なり、変化はある。Gothicらしい風景をしっかり再現しているし、風景描写自体は良い線をいっている。派閥の選択が無くなり、特徴的なNPCが少ない為、エリア毎の地域性が薄れているのが残念ではあるが。
魔法を使える状態で右クリックを押すと、バリアーで防御できることを今更ながら知った。ローリングがあまりにも使えるので防御の使用頻度は低いがこういうのは歓迎したい。戦闘はバランスの面で問題があるが(最高難易度でも簡単過ぎる!)、システム自体はGothicとは異なったArcaniaらしい魅力が感じられる。
テレポートはGothicよりも使い勝手が悪くなり、余計に一本道感を強める要因になっている。それぞれのテレポートの行き先は決まっており(しかも行き先が書いていないので一回飛んでみないと分からない)、テレポート5からテレポート1へ戻りたい場合はテレポート5→4→3→2→1と順番に遡る必要がある。
幸い、メインクエストでエリアを行ったり来たりすることはなく、どんどん先のエリアへ進んでいくだけなので困ることはないが、前のエリアへ戻ってお買い物とか、アイテム収集系のクエストを完了させるために戻るといったことがしづらい。どうみてもテレポート機能はGothicシリーズの方が使い勝手がよく、分かりやすかった。カジュアル化を目指しているであろうArcaniaの方が面倒くさく、分かりづらくなっているのはどんな判断だ。カネをドブに捨てる気か。
クエストはマーカー機能があり、チェックを付けると地図の目標地点にマーカーがつき、どこへ行けばいいかは一目瞭然。しかし、アイテム収集系のクエスト(いまのところ5種類くらいある)はマーカーが付かず、自力で探すしかない。おまけにそういうアイテムに限って、かなり意地悪な場所に隠されており、普通に進んでいると見逃しやすい。蜘蛛の巣探しは骨が折れる作業だった。報酬は良くないし、無理して探すようなものでもなさそうだ。