Legend of Grimrock – 暗闇は好奇心をくすぐる(1)

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オールドスクール、ハード難易度でとりあえず5Fまで。エリアの構造がそれぞれ特徴的なのでオートマップはなくても問題はなかった。テクスチャやオブジェクトは使い回しだらけだが、暗いダンジョンという題材の為、使い回しや飽きを感じさせない。松明の明かりでダイナミックに光源が変化し、明かりの多さで同じ場所でも違った顔を見せる。光源によって敵の影もきちんと反映され、ダンジョンの雰囲気をより一層高める。低コストながらそれを補う工夫が凝らされており、バリエーションは少ないものの一つ一つの質が高く、リッチな3Dダンジョン体験を味わえる。マス目、四方向移動とリッチなグラフィックという異色の組み合わせが新鮮だ。見せるところや移動範囲を制限することによって昨今の主観視点ゲームとはまた違った印象を与える。

戦闘はリアルタイムで行われ、各キャラクターの攻撃にはクールタイムが必要。面と向かって殴り合いをしているとすぐに死亡してしまう為、なるべく隣接しないようにヒット&アウェイで戦うことが重要。敵も四方向にしか移動できず、途中で移動キャンセルはできないので敵が移動しているところを狙って横や後ろから殴るのが効果的。サイドアタックやバックスタブではダメージも大きく違う。ハード難易度ではこれを駆使しないと厳しい。逆にコツさえ掴めばノーダメージで戦闘を終わらせることができる。戦闘が単なる殴り合いになっていたらどうしようと不安だったが、きちんと駆け引きが必要なゲームデザインになっていた。

パズルは仕掛け自体は同じ物が流用されているのだが解法は一つずつ違い、丁寧な作り。分かりにくいところにはヒントメッセージが用意されているところも多く、理不尽さは感じさせない。ちょっとした謎掛けになっているところもあって、マザー2やたけしの挑戦状以来の仕掛けもあった。試行錯誤しながら解法を見つけ出すのが楽しく、こういう悩ませてくれるゲームもたまには良い。

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