Vampire: the Masquerade – Bloodlines – 惨劇のプロムナイト(2)

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サンタモニカ、ダウンタウンを超えてハリウッドへ到着。それぞれの街の構造は異なるものの、雰囲気や見た目はあまり変わらない。エッチなお店が堂々と存在していたり、浮浪者や娼婦が彷徨いたりしているのでこのゲームの舞台は基本的に裏通りをメインにしていると思えば、街並みの変化の無さも納得がいくかもしれない。

それぞれの街には必ずお店があって、ここでアイテムを売買できる。購入できるアイテムは武器、弾薬、服、本などだ。武器は敵が落とす場合もあるので、なかなか購入に踏み切れない。弾薬は安く設定されており、ここで補充してくれということなのだろう。いまのところ近接戦闘で事足りているので購入はしていない。

服は街に一種類しか置いておらず、着せ替え的な要素は乏しい。高価な服は防御力が上がるが、敏捷性が落ちるものもあるので状況に応じて着替えるのが無難だろう。本を読むとスキルが上昇するが、十分なリサーチスキルがないと読むことができない。リサーチスキルを上げて本を読むか、それともその経験値を他に回すか、悩みどころだ。

解決方法は複数用意されているケースが多いと言えども、どうしても強制戦闘せざるを得ない場合がある。交渉中心のプレイだとしても戦闘スキルはある程度上げておいた方が良さそうだ。場所によっては逃走で切り抜けられるが最低限の保険は用意しておいた方がいいだろう。

クエストによっては警備員を一切殺傷せずに証拠を取ってきてほしいという依頼がある。依頼通りにスニークプレイでクリアするのがベターだが、殺傷したとしても経験値が少し減るだけでクリア扱いになり、プレイスタイルの自由度は高く、ギチギチに制限されていないのが魅力的だ。というか、クランやステータスによってスニークが厳しい場合があるので、こうせざるを得なかったというべきか。

一部のクエストではヒューマニティーとマスカレードを天秤にかけなければならない局面があり、どちらを取るべきか悩まされる。人間性を保つか、それともヴァンパイアの掟を守るべきか。ヒューマニティーとマスカレードのステータスを用意し、度が過ぎた場合にはペナルティーを与えるという制限のお陰でヴァンパイアの苦悩や葛藤、ひいては死活問題をうまく表現している。善悪などの属性付けよりもゲームプレイに直結しており、Vampire: the MasqueradeはCRPG向けの設定なのかもしれない。

AIは物音に反応し、その方向を調べるクセがある。一部のオブジェクトはHalf Life 2のように持ち運び可能で、これをAIの近くに投げれば誘導が可能だ。物投げはFar Cryの石投げのごとく有効でスニークには欠かせない。撹乱系の魔法を使えなかったり、血が少ない時は物投げに頼らざるを得ない。

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