さかしき人にみるこころ~(以下、さかここ)のサブヒロイン「純紀子(どんちゃん)」をメインヒロインに迎えた姉妹作。さかここのヒロイン亜利美やどんちゃんの妹の真路乃は本作にも登場。本作はさかここの続編扱いになっているが、さかここを知らなくても遊べるようになっているのでご心配なく。さかここを知っていれば、より本作を楽しめるという作りだ。
主人公はどんちゃん(CV.まきいづみ)。ほんわかとした雰囲気の温和な女の子だ。猥談に弱く、そういう話になると途端に「きゅ~」となる癖がある。
どんちゃんはちゃっかりした一面も持ち合わせており、単純なドジッ娘キャラに収まっていないのが魅力的。それに華を添えているのがまきいづみさんの演技だ。愛しさとと清らかさに満ち溢れたトロけるようなボイスすなわちまきいづみ時空により、どんちゃんのトロくさい部分に親近感や好感を抱ける。
他の方がどんちゃんを演じていたら、ドジっ娘部分をあざとく感じてしまったのではなかろうか。それぐらい、まきいづみさんの好演によるところが大きい。というか、どんちゃん役はまきいづみさん以外に考えられない!
本作ではどんちゃん視点から物語が語られていく。いわゆる女主人公ものである。女性プレイヤーの方が感情移入できるのではないだろうか。
さかここのクーデレとはうって変わって、今回は甘イチャ系。雰囲気や展開はしっかり差別化されており、一つの作品として楽しめる。
さかここと同じく、絶対領域分は確保されているので絶対領域ファンは歓喜しておこう。なによりえっちいなシーンでも基本的にニーソ着用とのこと。フェチのことをよく分かっていらっしゃる。
他のメーカーの作品はメガネっ娘の癖にえっちいなシーンになるとメガネを外したり…ぜんぜんフェチのことを分かっていない。メガネっ娘がメガネを外す行為。それすなわち、侍が果し合いで刀を放り投げるのと同義である。武器は最後までちゃんと持って戦えといいたい。強くいいたい!
背景CGが同メーカー(light)の作品から流用されている点が気になった。ヨットの出ているシーンは潮風の消える海にの流用ではなかろうか。むしろ、lightファンはそういうのを含めて楽しむのがベストなのか。
システムボイスが充実しており、各ボタンを押すたびにどんちゃんの声が入る。私はこういう仕掛けは好みではないのだが、まきいづみさんなら別である。自動読み上げの「てっ、てっ、てがつく、てばなしうんてーん!」に悶え死ぬ。それを聞きたいがために、自動読み上げボタンを連打せざるを得ない!
まとめ
イチャイチャ系のあまーい展開が好きな人は楽しめそうな一品。まきいづみファンはマストバイだろう。値段はダウンロード版2940円、パッケージ版3150で安価なので手を出しやすい。個人的にlightの製品はアタリ(群青の空を越えて、カンニングさせてくれたら処女あげる、潮風の消える海に)のイメージが強いので、買ってもいいかなという印象。
コメント
エロゲーのレビューにも力を入れていて驚きました(笑)
こういったゲームは「癒し」「余韻」があるのですが「虚無」もあるのが辛いとこですかね。
FPSのレビューが面白いのでよく読ませてもらっていますが
まさかエロゲまで書いているとは思いませんでしたww
ある意味参考になりますww
unknownさん、早くFPSに帰って来てください(涙)
ギャルゲーやってみようかな・・・?
>>もももさん
ゲームというより、ライトノベルやアニメを楽しむ感覚で遊ぶのがベストだと思います。
腹筋崩壊するようなネタ作品や泣けるようなシナリオのものが結構あったりしますよ。
これは一般ゲームではなかなか味わえない感覚ではないでしょうか。
>>yomogiさん
ARMA2でFPSにぜつぼうしました
しばらくかえりません かしこ
>>wobiwanさん
何事も体験するってのは大事ですよね。
視野を広げることで人間も成長すると思います。
>>uniさん
どんな媒体にせよ、卒業とか最終回とかって寂しいもんですよね。
心にポッカリ穴が開いたような寂しさに襲われます。
だからエンディング寸前で放置することもあったり。