Turok – 恐竜愛護団体からクレームが来るレベル(1)

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家庭用ゲーム機で好評を博したTurokシリーズ最新作。今回も凶暴な恐竜さんたちと死闘を繰り広げることになる。主人公は傭兵のTurok。お尋ね者のKaneを追っていたら恐竜たちの住む惑星に不時着することになり、生き延びるため、仲間と力を合わせて戦っていくというストーリーになっている。TurokとKaneには何やら因縁めいたものがあるようだが、このゲームには字幕が用意されていないので会話内容を理解するのは難しい。

敵となるのは恐竜と兵士。恐竜と敵兵士は争うようになっており、三つ巴の戦いが展開する。また、大型恐竜が小型恐竜を襲う場合もある。基本的に草食恐竜は攻撃しない限り襲ってこない。小型恐竜は主人公たちの後をつけてきたりする。恐竜たちはそれぞれ独自の生態行動を持っており、恐竜観光ツアー気分で楽しめる。ちなみに、Turok 2に登場した恐竜兵士などは今回出てこないようだ。

肉食恐竜とは必ず戦わなければならないのだが、バランスに問題あり。ナイフを装備して恐竜に近づくと一撃キルができるようになり、問答無用で倒せる。一撃キルは恐竜の場合は向きや体勢に関係なく発動できるため、これだけで無双できてしまう。

一撃キル中は無敵であり、その間に体力も回復していくので、まず死ぬことはない。このゲームでは恐竜と銃で戦うのは危険で、ナイフで戦う方が安全というおかしなバランスになっている。そして、ナイフで戦うとただの作業になってしまい、面白みに欠けてしまうのが難点。一撃キルは怯ませた時だけとか、背後を取った時だけなどの制約があった方がよかっただろう。

Turokはナイフと弓矢を持っており、ステルスで戦えるようになっているが、ほんの一部に過ぎない。ルートが一本道なため、強制的に戦わなければならないところが多く、一切見つからずにスルーはできないようになっている。

仲間と共闘することが多いが、彼らに命令はできないし、あまり役に立たない。共闘の雰囲気を味わえる程度だ。

ハンドガンやサブマシンガン、ショットガンやリモコンガンは二丁持ちが可能。好きな組み合わせで装備できる。銃にはそれぞれセカンダリ攻撃が用意されており、攻撃方法が豊富。

ロード時間が長く、毎回一分程度かかる。ロード画面は変化に乏しく、体感的には一分以上かかっているように感じる。長いロード時間のせいでゲームプレイがブツ切りになり、やる気を失わせていく。

恐竜が登場するのが一番の特徴だが、戦闘バランスに問題があり、ナイフで戦うと作業感が強いのが残念。それ以外は至ってオーソドックスな一本道シューターである。時間がある時にちまちま進めていこうと思う。

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