NecroVisioN: Lost Company – いかにしてわたしは悪に染まったか(1)

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みんな大好きNecroVisioNの続編。ストーリー的には前作の前日談に当たり、前作にチョイ役で登場したZimmermannが主人公となる。

基本的なシステムは前作をそのまま踏襲しており、新しい要素はなし。殴って、蹴って、銃で仕留める、ワンツーコンボが今回も戦闘の鍵を握り、コンボをいかに継続させるかが重要になる。前作をプレイ済みなら、すんなりと受け入れられるだろう。

マップは相変わらずオールドスクールなFPSの造りをしており、シークレットが豊富に用意されているので探索の甲斐がある。シークレット探しが好きな人やマップを隅々まで探索するのが好きな人は今回も胸きゅんするのではないだろうか。

フューリーレベル(コンボレベルの上限)を上昇させるためのヴァンパイアアーティファクトは前作以上にイジワルな隠し方をしているので骨が折れる。だからこそ、見つけた時の感慨もひとしおだ。

今回は小隊と行動することが多く、他の戦争ゲームのような共闘を味わうことができる。といいたいところだが、本作のゲーム性には合っていない。NPCたちにコンボの邪魔をされて、ペースを乱されてしまう。ゲーム展開に変化を与えようとする意図は理解できるものの、これはうまく機能しているとは言い難い。


新規で追加された敵は頑丈なものが多い。まず、盾持ちの敵だが、こいつは盾で銃撃を弾き、蹴ってもあまり怯まない。側面や背面を取って攻撃するか、盾からはみ出ている腕や足を攻撃する必要がある。今までよりもテクニカルな立ち回りを要求され、駆け引き性が高まっていて面白い。

しかし、ブッチャーのようなデブや狼はただ硬いだけで、戦闘のテンポを削いでいる。こいつらはグレネード系の武器で一気に片を付けるべきなのだが、チャプターによっては武器を没収するところがあり、使いたい時に限って余っていなかったりする。

前作はドラゴンに乗って戦ったが、今回は戦闘機で空中戦を繰り広げる。ドラゴンの炎攻撃は当てている感触がいまいちで爽快感に欠けたが、今回は機銃を操作することになり、銃撃感もしっかりと得られる。

ここの戦闘機ミッションの後半では機銃だけを操作して、ドラゴンと戦うことになる。カメラワーク(移動パス)がめまぐるしく移動し、臨場感の高い戦闘を満喫できた。WWIの戦闘機VSドラゴンのあり得ないシチュエーションにしびれる。このチャプターは10分も掛からないのでゲーム展開のちょうどいいアクセントとして働いている。

NecroVisioNそのままなので当然だが、打撃感や銃撃感がしっかりとしていて爽快感が高く、コンボ攻撃を主軸にした戦闘は独特で面白い。前作よりも銃の集弾性が上がったような感じでヘッドショットを狙いやすくなっているが、むだに硬い敵が登場してきて、コンボの流れを止められてしまうのが悩ましいところか(誤用)。

あとはシャドウハンドが出てきてからどうなるかが心配だ。前作はシャドウハンドが登場してから、バランスが大味になり、マップが単調化して面白みが薄れたので、今回もそうならないか不安。NecroVisioNにシャドウハンドなんていらんかったんや!

コメント

  1. 私も Greeman の値引きで買った口ですが、これが0.01ポンドなのがスゴイですね。
    前作と間違えて置いてるのかとさえ、思ったほど。

  2. そのままフェードアウトされるかと思っていたけど、ちゃんとレビューされているようで安心(?)
    でも後半は前作以上に酷いので、多分「SS1枚+最短コメントで終了」パターンと見た!(*o*)!!

  3. >>Astanteさん
    お得でしたね。フルプライスを支払うのはキツイですが、10ドルくらいなら払ってもいい内容でした。
     
    >>Ruiさん
    前作は似たようなマップが続いて、敵の出現もワンパターンで間延びしている印象がありましたが、
    今回は短くまとまっていて前作よりも悪くないと感じました。
    しかし、シャドウハンドが出てからは相変わらず面白くなくなりますね。
    シャドウハンドのオーバーパワーに対して、頑丈なモンスター+大量出現で対抗しようとして単調になっています。
    このシリーズは人型の敵とドンパチやっているのが一番面白い。

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