キルラキル ザ・ゲーム – 異布 – 儚い夢のようなゲーム

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2013年に放送されたアニメ「キルラキル」の3Dアクションバトルゲーム。ストーリーモードは鬼龍院皐月編と纏流子編の二つ。同じ物語を二人の視点から楽しめるというもの。各1時間30分で合わせて3時間程度のボリューム。物語は一期の途中から始まる為、予備知識がない人には勧められない。

スクリーンショットを見て分かる通り、グラフィックの再現度は高い。アニメでお馴染みのシーンやバンクも3Dで表現されている。ただし、アニメの勢いに比べるとカット割りがゆったりとしており、動きも固い。アニメと同じようなアニメーションが見れると期待していると肩透かしを食らう。声優さんの熱量に動きが追いついていない。

そもそも元のアニメが崩した表現が多かった為、それを3Dで再現するのは難しい問題もある。「3Dで2Dぽい表現を頑張っている~」という但し書きが付く内容だ。静止画では悪くないが動き出すと違う。

ストーリーモードでは一対一か複数対一でAIと戦うことになる。戦闘は難しいコマンド入力はなく、ボタンを連打していればド派手なアクションが出るようになっている。アクションゲーム初心者やゲーム苦手なアニメファンが爽快なアクションを簡単に繰り出せるのはファンゲームとしては正しい方向性だろう。

カメラワークは自動で相手を追尾する形になる。タイマンなら問題はないのだが多人数での戦いでは思ったように標的が切り替わらず、もどかしい。おまけにカメラ外から遠距離攻撃が飛んできて、コンボが潰されたり、コンボを入れられたりとストレスが溜まる。

血威表明縁絶で血威を溜めれば、原作でお馴染みの戦維喪失が使えるようになるのも嬉しい。リスクはあるが脱衣を狙いたくなる。

同窓会のようなゲーム

登場キャラクターは少なく、物語も限定された内容で縛りを感じる。キルラキルが好きでゲーム化をしたかったという作り手側の熱は伝わるのだが煮詰め方が物足りない内容だった。コンセプトがまとまらず、紆余曲折を経て、もろもろをカットして放送から六年後にゲーム化がなんとかできたというのが本当のところではないだろうか。

個人的にはデビルメイクライぽいゲームモードで一つ星生徒と戦い、ヒロインを強化して、ボスバトルという流れのキャンペーンモードが欲しかった。狭いアリーナで対戦だけというのが物足りない。また、アニメ一期のボクシング部、テニス部、園芸部、あるいはアニメで登場していない部活がゲームで登場すれば本作の価値も高まったのではないだろうか。

グラフィックやお手軽な爽快アクションは悪くないだけになんとも惜しいゲームである。世の中にはボツになる企画が腐るほどあるわけで出せただけでもマシといえばそうなのだが。ストーリーモードの如く、夢や可能性を抱かせるゲームであった。

Kill la Kill Opening 1v2

原作一期の主題歌「シリウス」や挿入歌がゲームでも流れるのが良き。

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