Archangel Saga – 方向音痴でドンマイケル(2)

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洞窟内を三十分程度迷って、ようやく目的のアイテムをゲット。やはりマップ機能がないのは辛い。洞窟内は似たり寄ったりの風景で、目印にするものがあまりなかったため、同じところを何度も行き来してしまった。アイテムへの道程も複雑で、悪意を感じずにはいられない。

その後はトントン拍子で話が進み、ボス戦へ突入。このボスは複数のゴーストを召喚し、ゴーストを倒すまではバリアで防御している。ゴーストを倒し、ボスを攻撃、その繰り返しで終了。作業的な戦闘で盛り上がりに欠ける。ボスやゴーストの造形は悪くないのだが・・・。ボスを倒すと、いよいよファンタジー世界ともお別れ。現代世界へと移行する。


現代世界に行くと、これまでの武器とアイテムは概ね没収される。コツコツ貯めていた回復アイテムが没収されるのは寂しい。現在の手持ちは光の剣、ナイフのみ。あとはスキルと経験値が引き継がれている。

マイケルが目覚めた部屋にはハンドガンが落ちており、これからは銃が基本武器となりそうだ。銃社会の幕開けである。現代世界の敵には光の剣やナイフが効きづらく、何度も切りつけないと倒せないし、敵は銃を装備しているので接近戦は禁物だ。敵は異様に固く(銃や剣の威力が弱い?)、なかなか倒せない。そのくせ、スニーキングキル(背後から攻撃)すると一撃で倒せたりする。それならヘッドショットの要素も取り入れて欲しい。

戦闘のバランスは微妙。敵の射撃精度はやたらと正確な上にダメージも大きい。ダメージを受けないためには、扉や角から腕だけ出した状態でちまちまと攻撃するのがベターだろう。現代世界ではリーン操作もあればよかったと思う。ただし、主人公の当たり判定が大きいため、腕だけを出した状態でもダメージを受ける可能性があり、この戦法は完璧とはいえない。マイケルはこの世界でも回復スキルが使用できるので、一戦ごとに回復すれば問題ないだろう。精神力の回復速度が遅いせいでかなりスローテンポな戦闘になってしまうが。

複数の敵と戦っている際にわかったのだが、戦闘はゴーストフォームで戦うのがベストかもしれない。ゴーストフォーム中は物理攻撃が一切効かないし、容易に敵の裏を取れる(敵に見つかった状態でも背後に移動すればスニーキングキルとして成立する。これはゴーストの能力)。

問題はゴーストフォームには精神力が必要で連発できないこと。敵に囲まれた状態で変身が解けるとまずい。あと、私はフォームスキルにポイントを振っていなかったため、変身時間が短い。こんなことならフォームスキルを取っておくべきだった。正直、防御スキルや暗視スキルは必要ない。というか、暗視スキルは経験値の無駄。大して画面が明るくなるわけでもないし、すぐに効果が切れる。

AIは察知能力が機敏過ぎたり、鈍感過ぎたりして、バラツキが激しい。敵はこちらを発見すると正確に追い詰めてくる。主人公の居る位置を知っているかのごとく攻めてくるのはちょっとズルイ。ただ、敵の視界から外れた時にスニーキングでうまく隠れれば、撒けることもある(ここの判断がかなり曖昧)。

街には警備員が徘徊している。こちらが攻撃しない限りは敵対関係にはならない。しかし、ゴロツキと交戦した場合、警備員がこちらを敵とみなして攻撃を仕掛けてくるだが、ゴロツキには一切攻撃しない。なので、戦闘は警備員が居ないところで済ませるのが得策。警備員が主人公だけ狙ってくるのは理不尽に感じる。街での戦闘はイベントものが多く、何度も発生するものではないのが救いだ。この仕様でランダムに戦闘が起こっていたら面倒極まりない。

ここは現代世界なので建物や道路に看板と標識がちゃんと用意されている。ファンタジー世界に比べると迷いにくくなった。特徴的な建物が多いので目印にもなる。ここならマップ機能がなくても問題ないだろう。というか、ファンタジー世界が不親切過ぎた。

この世界にもアーキャン(修道僧)が居た。しかし、このアーキャンは年を召しており、言葉遣いがまとも。ファンタジー世界では、頭の悪い萌えキャラみたいな話し方していたのが嘘のようだ。聞くところによると、アーキャンには先祖代々の記憶が受け継がれており、主人公のことも知っているのだとか。

戦闘バランスに問題あり。ストーリー展開はそこそこ気になる内容で、世界観やシステムに変化があるのは楽しい。アクションアドベンチャーゲームとして考えれば悪くない作品かもしれない。

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