Dark Void Demo – 踊ってスカイ、没個性でスルー

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・Dark Void Demo [1.01GB]

ジェットパックによる空中戦が可能なTPS。地と空、二つの舞台でエイリアンと戦うことになる。プレイフィールはGears of WarとIron Manを混ぜたような印象。どちらかといえばコンシューマ向けの内容になっている。


地上戦はGears of Warに近い。通常の銃撃に加えて、カバーポジションや近接時の攻撃アクションが用意されている。最近のTPSにありがちなゲームスタイルだ。敵は機械風のエイリアンで、その外見はMass Effectぽさを匂わせる。

ヘルスは自動回復方式。主人公の耐久力はかなり高く、ちょっと無茶をしたくらいでは死なない。敵はカバーをしたり、主人公が身を隠している間に接近してきたりする。しかし、敵の位置は右上のマーカーで判明しているため、そういった戦術が台無し。上記の理由から戦闘が緊張感に欠けている。

地上戦は没個性的だが、そこに一工夫加えているのが空中戦だ。ジェットパックはいつでも使用できるようになっており、燃料やエネルギーチャージの必要はなく、飛びっぱなしが可能。飛行中の操作はフライト系で、自由に飛ぶまでには少し慣れが必要だ(難しくはない)。慣れてくると上手く飛べるようになり、大空を駆け巡る爽快感を味わえるようになってくる。気分はアトムやIron Manだ。ちなみにAltキーで旋回ができる。壁にぶつかりそうな時に重宝するだろう。

飛行状態でSpaceキーを押すと、Tribesのような浮遊状態に変わる。地上への攻撃はこちらの形態の方がやりやすい。

地上と空中でのセンシが用意されている。地上でのセンシはやたらと過敏なため、私の環境では最低近くまで下げないとダメ。そのくせ、空中でのセンシは地上に比べて鈍感であり、中間くらいがベストだった。この二つのセンシはバラツキがあるので、同じ位置には合わさず、それぞれ調整した方がいいだろう。

エイリアンの宇宙船はEキーでQTEを発生させ、成功すると奪える。宇宙船は生身よりも強力で頼もしい。ただ、奪うまでのQTEがちょっと面倒なのが玉に瑕だ。

デモは短くて、すぐ終わってしまう。このデモから感じた印象は、凡庸なアクションゲーム。自由に空を飛べるゲームは少ないので新鮮味があるが、過去作品の模倣だけで終わっており、訴求力を強く感じない。$15くらいになったら買ってもいいかなという内容だった。

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