先日こうたBetrayerをやってみたが悪い意味でインディーズ。元Monolithのスタッフが中心と聞いて少し期待してみたが、いやぁこれは言わなかった方がよくない? 新参の会社なら「仕方ない」だけどベテランがこれ作ったなら「えぇ……」。STALKERから賢いAIやクエストを抜いて、作業性を水増ししたような感じ。
マップを隅々まで回って光ってるアイテムを回収し、汚染を解除して次の扉を開くのが目的なのだがマーカーは出ないし、マップにもなにも表示されないのでしらみつぶしに探すしかない。かといってSTALKERのように情景で楽しめるかといえばそうではなく、似たような森林が続くだけ。UE3のテライン機能でパパっと作った感じ。
武器は弓や投斧、フリントロック式銃などだがフリントロックは連射できないし、一撃で倒せないのでステルスで近寄って投斧で仕留めるのがベター。敵の配置は定位置リスポーンで同じ所をうろうろしてるだけで安っぽい。汚染解除時はガイコツがワラワラ出てきて特攻してくるのだが、後ろに下がりながらただ撃つだけ。10年くらい前のゲームのようでキツイなぁと。
自分たちの理想と力量が合ってない感じがしたな。大作風のゲームを作りたいんだけどマンパワーが足りないからこうなってしまった的な。大量失踪事件をテーマにしたり、環境音(セミ先輩、ことり先輩、風先輩)が凝っていて雰囲気はいいので、インディーズ特有の純粋なアドベンチャーゲームにした方がよかったんじゃないかっておもった(こなみ)