城門をくぐり、内城へ侵入。高場へと上り、周囲を偵察する。内城のあちこちに兵士が配備されているのを確認。是が非でも部外者を中に入れるわけにはいかないということか。内城は入り組んだ構造になっているが、ならばこちらが有効活用するまでだ。
弓を構え、眼下の兵士めがけて矢を放つ。矢は見事に命中し、不意をつかれた兵士は絶命。他の兵士たちはその光景を見て、私の存在に気付いたようだが、ここまで到達するには遠回りする必要がある。敵がこちらへ向かおうとしているところへ矢を放ち、一人一人片付けていく。恰幅の良い公史だけがなんとか、私の元に辿り着いたが、すでに矢の集中砲火で息も絶え絶えという状況。竜のロングソードで斬りつけると公史は一撃で即死した。その公史は鍵の束を握っていた。これは後で役に立つかもしれない。
城門の方から言い争う声が聞こえていたので、そちらに向かうことにした。すると、あの迷子の騎士がまたしても敵の集団に襲われていた。彼とは何かと縁がある。押され気味だったのですぐさま助太刀してやり、二人力を合わせて敵を殲滅。迷子の騎士は毎度のごとくお礼を告げると去っていった。
本城はすぐそこだ。しかし、それまでの一本道には赤い騎士がなんと三体も配置されている。あそこを越えるのは至難の業だろう。そこで再び弓を構えて、先程の戦法を用いることにした。
しかし、赤い騎士は盾で矢を防ぎ、まともに直撃させるのは難しそうだ。そうしている間にも騎士は盾を構えつつ、こちらへ向かおうとしている。誰も彼も盾を構えながら、後ずさりして階段へと向かう光景はなんとも奇妙だ。
騎士たちは曲がり角を超え、階段を上ろうとしている。王居への道はガラ空きだ。そこですかさず下へと飛び降り、一目散に王居へと向かう。霧を越えると、そこには重装備を身につけた騎士が待っていた。今までの騎士とは一味も二味も違うことは殺気で分かる。
騎士は長剣で周囲を薙ぎ払う。それを前転で避け、起き上がった瞬間に騎士に向かって剣を振り上げた。見事に命中し、竜のロングソードの効果で騎士は発火する。騎士はその炎を振り払うが如く、剣を振り回し、不覚にも私に命中。騎士の強烈な一撃によって致命傷を負うが、慌てて薬草を飲んで傷を癒した。その間に騎士が近付き、再び斬りつけてくる。その攻撃を避け、懐へと近付き、連撃を繰りだすと騎士は淡い光と共に消滅した。
牢屋の中に威勢の良い戦士が閉じ込められているのを発見。公史が落とした鍵を使って、開けてやるとその戦士はお礼を述べ、「君の危機にきっと駆けつける」と約束した。