Chernobyliteを買ったのだ

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Chernobylite Complete Editionがセール中だったので購入してみた。S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of ChernobylMetro: Exodusぽいゲームを想像していたのだが、それらの皮を被ったGet Evenだった。

主人公は30年前に失った婚約者を探して原発にやってくる。30年もなにをしてたんだというツッコミを入れたくなるが、過程をすっ飛ばした状態からいきなり始まるので序盤はなんのことやらである。しかも、主人公は精神をやられているのか、数歩歩くと幻覚が見える始末で、なにが現実なのか虚構なのか曖昧な状態になっている。

マップを探索して、他のキャラクターを助けたりしながら、協力者を集めると物語が進んでいく。マップ内を探索して物資を集めたり、敵対組織と戦ったりすることもあるが、レベルデザイン(敵やアイテムの配置・演出)が台本感が強い。

小さいマップにこれでもかと演出が押し込められ、探索していると幻覚の演出がしょっちゅう登場するので没入感が覚めてしまう。こっちは廃墟探索を期待しているのに、お化け屋敷をやられて、覚めてしまう感じ。分かるだろうか? 初めからお化け屋敷を期待して入ったのならいいのだけど、こっちはそうじゃないんだ。

S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of ChernobylやMetro: Exodusはオープンワールドの要素があり、自分のペースで探索をして、ランダムな敵との遭遇も発生した。それが世界が生きていると感じられ、没入感を生み出していたが、こちらは作為的である。

どちらかというとMetro 2033やCall of Duty、Get Evenな演出過多アドベンチャーゲームであり、世界に没頭できるFPSとは異なるものとしてプレイした方が良さそうだ。Get Evenもミスリードなゲームだったが、今回も類似作にミスリードされ、蓋を開けてみると思っていたのと違うという誤解を生みそうなゲームだと思う。

予想外だったのはNPCとの会話が多く、選択肢が用意されている点である。会話中に二択、三択の相反する選択肢が現れ、会話によって恐らく展開が変わると思われる。ノベルゲーム的な側面から見ると面白そうだと感じた。

S.T.A.L.K.E.R.のような探索要素を期待して購入したので、そこは肩透かしを食らってしまったが、勝手に期待したこちらが悪い。アドベンチャーゲームとして楽しみたいと思う。

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