Call of Juarez: The Cartel – そのお面気持ち悪い(1)

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これまで西部劇を舞台とし、西部劇であることが一番の特徴だったCall of Juarez。三作目となる今作では何を血迷ったか、舞台を現代にしており、Call of Juarezらしさは微塵もない。主人公は三人存在し、各々でストーリー中のサブミッションや性能が異なる。選んだ主人公以外の二人は仲間として同行し、基本は三人一組で行動することになる。

BENJAMIN:リボルバーのクイックリロード。ピストル、リボルバー、ヘヴィーマシンガンが得意武器。短距離戦向き。
EDDIE:サブマシンガンの二挺持ち。サブマシンガン、ライフル、ショットガンが得意。中距離戦向き。
KIMBERLY:アイアンサイトの二段階ズーム。ライフル、スナイパーライフルが得意。長距離戦向き。

COOPは三人プレイまでに対応しており、COOPの他に対戦も存在する。COOPはチャプター1から可能で、チャプターの初めの場所がロビーになっており、そこでEscキーを押してメニューを出し、他のプレイヤーを誘うことができる。一度ミッションが始まると参加はできないようだ。

ロビーでは武器選択が可能で、三つの武器を持っていける。武器はレベルでアンロックされていく方式になっている。GMGで購入した場合、二つのシリアルキーが送られてくるのだが、一つはゲームのもので、もう一つはアンロックコードであり、メインメニューのアンロック項目で使用する。

また、インゲームボイスチャットが搭載されており、他のボイスチャットを使っていると声が二重で聞こえるというトラブルが発生した。どうもSteamのボイスチャット設定と連動しているらしく、声を出したくない場合は音声入力デバイスをなしにした方がいいかもしれない(なしにした状態でまだ試していないので、この方法が正しいかは不明)。

ヘルスは自動回復方式だが回復速度は遅めで、あまり無茶をしていると死にやすい。シングルの場合はプレイヤーが死ぬとゲームオーバーになるが、COOPでは他のプレイヤーが蘇生することができ、難易度はCOOPの方が低い。

照準は移動中に大きく開くようになっており、静止したり、しゃがむことで収束する。そのため銃撃する時は静止し、バースト撃ちを心がけると命中率は上がる。フルオートでは照準が開きっぱなしになる為、命中率が著しく下がってしまう。敵を攻撃してコンセントゲージを溜めるとコンセントレーションモードが発動でき、スローモ状態+照準収束状態になる。今回は過去作とは違い、連射可能な武器が中心で弾薬が豊富なのでトリガーハッピーが可能であり、タクティカル性は減少し、アクションFPSらしくなっている。

Call Of Juarez: Bound In Bloodから引き継がれた要素としてダイナミックエントリーシーンがある。仲間と一緒に扉を蹴破り、スローモ状態の中で敵を殺戮する。

基本は一本道ではあるが、少しだけ自由度を感じさせる探索シーンが間に挟まれている(目的地からあまり離れすぎるとエラーメッセージが出る)。一般人や車が行き交う街中を歩いたり、車を運転して目的地へ向かったり、パブでストリッパーから情報を探るのがそれだ。映画的な演出シーンと探索シーンが交互に用意されており、展開に起伏がある。映画的な演出シーンばかりだと疲れてしまうが、まったりとした休憩部分があることによって、映画的なシーンもより引き立つ。

カーチェイスシーンでは一人が運転し、他の人間が車から身を乗り出して迎撃できる。ただし、シングルプレイの場合はプレイヤーが運転しなければならないようで、迎撃はAIに任せるしかない。

探索シーンの途中で電話がかかってきて、独自のサブミッションを言い渡される。基本はアイテムの入手であり、他のプレイヤーやAIが見ていないところで成功させれば高い経験値がもらえる。逆にアイテムを入手しようとしているところを見られてしまうと失敗となり、それを見たプレイヤーに経験値が入る。また、突発的なチャレンジイベントが発生することもあり、「敵を○人ヘッドショット」「敵を○人倒す」「敵を近接攻撃で倒す」などをいち早く達成すると経験値がもらえる。ただし、近接攻撃を仕掛けようとすると死ぬ可能性も高く、無茶するとコロッと逝きやすい。

それゆえ表ヅラは積極的に協力しているように見せかけているが、裏では隠しアイテムをいち早く入手したり、チャレンジイベントを素早く達成する狡猾さや図太さが必要である。協力プレイの中に競争要素を分かりやすく取り入れており、一風変わったCOOPが体験できる。大キライな知り合いが死んで心のなかでは大喜びしても、葬式では悲しそうな表情を浮かべ、定型的なお悔やみの言葉を申し上げる・・・Call of Juarez: The Cartelはそんな歪な人間社会の構図を描こうとしているのかもしれない。

海外では不評ばかりで全く期待していなかったのだが、B級臭さはあるものの意外にというか思ったよりも面白く、個人的にはDead Islandよりも好みだ。どこかで見たようなシチュエーションや演出がテンコ盛りで(逃亡者を追いかけるシーンが笑える)、ちょっとした競争要素もあり、COOPだと盛り上がるところが多い。シングルプレイではシステムが完全に発揮されない為、プレイするならCOOPを推奨したい。チャプター4まで進めた感じでは、COOPが好きな人なら十分楽しめるタイトルという印象だった。世間でボロクソに言われているほど悪くはなく、私的には今年のFPSの中だと一番好みかもしれない。

コメント

  1. 西部劇ではないですが、ちょっとおかしなマフィアものとして見ると結構いい感じですよ。
    COOPは競争の要素があるので、野良でも楽しめますね。むしろ、野良向きかもしれません。
    色んなシチュエーションがテンコ盛りなので友達とやっても盛り上がりますよー。
    NPCと騙し合いをしても虚しいだけなので、絶対にCOOPで遊んだ方がいいです。
    値段も2000円で安いですし、おすすめです。

  2. The Cartel感想ありがたいです…
    海外のレビューが厳しめだったので躊躇していたのですが
    このシリーズ楽しめる人間なら大丈夫そうなので特攻してきます!
    ホントこのB級臭さ漂う雰囲気は良い感じですね~
    COOP…まだ人いるかな~?

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