Evochron Mercenary – 目的探しが目的(1)

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鉱夫の私は鉱脈を求めて、Sapphireにやってきた。ここは比較的安全であり、なおかつ資源も豊かという評判だ。ナビで付近の状況を確認するとステーションの近くにアステロイドらしき反応を見つけた。あれが鉱石が含有しているアステロイドであることを願いつつ、ジャンプドライブをその付近へとセットして空間を跳躍する。ステーションが近くにあるだけに掘り尽くされていないか不安を抱きながら…。

ジャンプドライブの扱いには未だ慣れず、衝突の可能性を完全に否定できない状態だが、セットした位置はバッチリでアステロイド群の目の前に到着することに成功。マイニングビームの射程距離(100)まで近付き、アステロイドに向けて発射する。ゴリゴリという音と共にアステロイドは削れていき、中から鉱石が顔を出した。マイニングビームの副機能であるトラクタービーム効果により、鉱石だけが機体に回収され、カーゴベイを満たしていく。


マイニングビームはB(Alt+Bで連続)で発射でき、発掘した分は自動的にカーゴベイに格納されていきます。採掘に必要な装備品はマイニングビームだけで非常に簡単。採掘の準備を整えるまでに時間と金がかかるXシリーズに比べると、Evochron Mercenaryは簡単すぎる印象。手軽に掘りたい人におすすめといったところでしょうか。ちなみに鉱石は枯れることがなく、ずっと掘れる模様。これもお手軽すぎますね。


カーゴベイを覗くとそこにはメタル・ダイアモンド・プラチナの原石が並んでいた。幸いなことにここらへんの鉱物はまだあまり人目に触れてはいないようで、嬉しい結果が期待できそうだ。作業の様子をぼーっと眺めながら、採掘は着々と自動的に進行していく。初めにセットさえしておけば後は機械が自動でやってくれる。この世界ではそれが当たり前だ。

カーゴベイのスロット3つを満杯にし、ステーションへ戻る準備をしていると、ナビの端っこにまたしてもアステロイドを発見。カーゴベイは容量ギリギリで悲鳴を挙げている状態で、もうこれ以上収納することはできないが、せっかくここまで来たんだし、ついでに調査しておくのも悪くない。ひとまずステーションは後回しにして、アステロイドに向けて飛ぶ。

今度もジャンプドライブには見事に成功し、目の前には先ほど以上のアステロイドが広がっていた。美味しそうなアステロイドばかりで思わずヨダレが出そうになるのを抑えつつ、ゆっくりと衝突しないように近付いていく。すると、風景が天変地異でも現れたのごとく突然変化し、稲光が周囲を駆け抜ける。どうやら危険な地帯に迷い込んだらしい。どうりで手付かずのアステロイドが大量に残っていたわけだ。機体にはシールドを張っているので雷に打たれたとしても平気だと思われるが万が一のことがあるし、なによりずっとここに滞在するのは心臓に悪い。

早く抜け出すためにジャンプドライブを発動させようとするが、雷の影響により機能停止状態。これは自力で抜け出すしか手がなさそうだ。ステーションの方向に向かって全速力で発進、一刻も早く抜け出すためにターボもかける。しかし、どんどん先へ進んでも一向に風景は変わらず、雷撃が私の精神を消耗させていく。いつになったら蒼い霧は晴れるのか、雷から解放されるのか。

全速力で駆け抜けた結果、ようやく雷エリアから脱出。すぐさまナビを開いてステーションをセットし、ジャンプドライブで飛ぶ。このステーションとは問題なくドッキングに成功した。そして、先ほど集めた鉱石を市場に流す。メタルは二束三文にしかならなかったが、ダイアモンドとプラチナの価値は高く、高値で売ることができた。これだから鉱夫はやめられない。

その資金を元手にしてシップヤードに移動。現在のフレーム「タロン」にはまだ余裕があった為、カーゴベイを拡張することにした。カーゴベイは今まで3スロットしかなかったが、5スロット用のものに変更。これで効率はさらに上がるはず。そしたら、もっと高級なフレームを買って、装備もバリバリ付けて…って妄想は走り出したら止まらない。

現在のずんぐりむっくりした機体デザインは飽きたので、この機会に見た目も大改造することに決めた。もっとスタイリッシュにできないだろうか。脳内エンジニアと脳内デザイナーと協議しながら、パーツの大きさや位置を決めていく。その結果、フレームやパーツはまったく同じなもののイメージチェンジすることができた。今回は宇宙を羽ばたく鳥のイメージだ。衝突にも負けず、雷にも負けないような強くてたくましい鳥になることを願って。


フレームは機体の大元を構成し、これによってパーツの装着量や基本性能が変わってきます。パーツはエンジン、シールド、カーゴベイ、燃料タンク、翼の5種類。良いパーツほど性能は高いですが、組み合わせる時の容量が必要になります。高級エンジンをつけて、後は低級で抑えるか、それともすべてまんべんなく中級で抑えるか、という風な細かいパーツ編集が可能です。おまけにパーツの位置や大きさは自由に移動/縮尺することが可能で、自分独自のデザインにすることもできます。専用機が作れるのは嬉しく、愛着も湧きますね。自分で機体をデザインできるスペースコンバットシムはこのシリーズ以外では見たことありません。


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