・Get into the APB Key to the City Worldwide* Multiplayer Demo!
警察とギャングの抗争が繰り広げられるクライムアクションMMOTPS。19日まで開催中のPTW(Public Test World)に参加した。
APBを端的に表現するとMMO版GTAだ。エンフォーサー(警察)、クリミナル(ギャング)という二つの派閥があり、プレイヤーはどちらかに属して相手の派閥と戦い、お金と評判を稼いで新しいアイテムを購入していく。
現在、三つのマップが用意されており、ログインする時にどこで遊ぶかを選べる。
・Sosial District – 非戦闘区域。デパートのような場所で、他のプレイヤーと交流するためのマップ。コスチュームやキャラクターのカスタマイズが可能。
・Financial District – 戦闘区域。ビル街。
・Waterfront District – 戦闘区域。倉庫街とリゾート。
戦闘区域にはNPCが生活しており、GTAやSaints Rowのごとく攻撃が可能。弾が一発当たっただけでご臨終となる。彼らを攻撃しても反撃はしてこない。悲鳴をあげながら、ただ逃げていくだけの人畜無害な存在だ。このゲームで戦うのは生身のプレイヤー(PvP)同士であり、NPC戦(PvE)はない。戦闘区域ではエンフォーサーとクリミナルが存在するが、いつでも敵対関係というわけではなく、実際はAPBイベント(後述)が発生してから争うことになる。
エンフォーサーの場合、NPCを殺害したり器物を損壊すると評判が下がる。逆に、クリミナルは殺害したり、壊したりすると評判が上がる。評判を稼ぐのはクリミナルの方がやりやすい。秩序や法を守った方が割を食う世の中を表現しているのだ。
ミッションはNPCに話しかけるか、もしくは移動中にしょっちゅう依頼が入る。プレイ人数がピーク時には絶えず依頼が入り、休む暇もないくらいだ。おちおちドライブもできやしない。依頼を断ると評判が下がるが、微々たるものなのであまり気にしなくてもいい。
ミッションは車を移動したり、爆弾を設置&解除したり、犯罪者を取り締まったり、物を盗んだりなどなど。バリエーションは少なく、似たようなことの繰り返しだ。クリミナルが悪事を働くとエンフォーサーに連絡が入り、APB(PvP)に突入する。
APBの主催者は同じ派閥のプレイヤーに救助を求めることが可能。誰かが救助を頼むとNPCから連絡が入り、救助に承諾するとそのAPBに参加できる。APBは持ちつ持たれつの関係で進めていくことになる。同じ顔ぶれが揃うこともよくあった。APBはデスマッチ形式のもの(○人倒す)、CTF形式のもの(アイテムを運ぶ)、オブジェクティブマッチ形式のもの(場所を占領する)がある。ただし、参加人数は4v4くらいで、大規模な戦いにはならない。
APBイベントはマルチ対戦とMMO(MOといった方がいいか)を合体させたようなシステムで、このゲームの特徴となっている。しかし、他のプレイヤーが萎え落ちして片方がレイプされたり、片方だけ救助が揃わなくてまたまたレイプされるなど、マルチ対戦(Botなしの)特有の問題は抱えたままだ。
死ぬと数秒後にその付近でリスポーンする。エンフォーサーには逮捕能力があり(アイテムが必要)、逮捕するとリスポーン時間を長引かせられる模様。ミッションには制限時間が用意されているので、防衛側はなるべく長引かせた方が有利だ。
シングルミッションよりもAPBミッションの方が報酬は良い。チームに貢献(倒した数。死んだ数。助けた数)したものほど高い報酬と評判が得られる。評判が上がると良い装備品がアンロックされていく。評判は変動する為、負けが続き、チームにも貢献できていないとドンドン下がっていく。
今回、EUのサーバーで遊んだ。キャラクターやオブジェクトの動きはしっかり同期しており、マルチ対戦のような感覚で普通に遊べるのだが、着弾がコンマ数秒遅れ(NPCを撃つとわかりやすい)、撃ち負けることが多かった。車の挙動もラグが生じているような感じで重く、事故りやすいのだが、もともとこういう鈍い動作なのかもしれないのでラグのせいかは不明。
前評判通り、キャラクターのカスタマイズ性は高い。身体のパーツのバリエーションは多く、タトゥーは図形を組み合わせて自由に描ける。また、服にも同じように図形を貼れるので、頑張ればForza 2のようなことも可能だろう。私は白いTシャツに「姉」の文字を作り、地味に姉啓蒙活動を行ったのであった。
問題あったら消す。
コメント
日本人の作るキャラは受け狙いのばっかだな。
素晴らしいレビューですね。