押井守のアニメ「ぶらどらぶ」はどこへ行くのだろうか

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一話が無料公開され、その後の配信はどうするのかと心配していたが主要な動画サイトで2/14から配信されると聞いてひと安心。

一話は何度か見た。思っていたよりもまともな初回で驚いたし、やはり押井さんはアニメ向けの演出家なのだと感じた。土井たか子やFallout4のネタはどうかと思うが。

最近の押井さんの仕事は実写中心だった。そこでアニメっぽい演出をやるのだが違和感が強く、浮いてしまう。アニメなら成立するギャグやアクションも実写ではそうはいかない。押井演出はプロダクションIGのスタッフの神通力があったからこそ成立していたのだと私は思う。

ぶらどらぶは画作りから見るに、そこまで大きくない予算でやりくりされているのだろう。実写背景や小窓カットなど省電力な手法が見られる。いずれ迷宮物件 FILE538のような独白だけで終わる話も出てくるかもしれない。そのための布石として、一話はベタでまともな作りにしたようにも感じる。久しぶりのアニメシリーズというのは興味深い案件だ。

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押井さんは日本の映画に悲観的な態度を取っているが、これもすべて緊縮財政のせいではないかと私は思う。内需が無ければ育ちもしない。挑戦もできない。コロナが流行ろうとしったこっちゃねぇという態度で文化を見殺しにする国の将来は暗い。

映画も音楽も生きていくためには不要なものだがそれらがない国は貧しい。無駄こそ豊かさだ。そのためには積極財政で可能性を育て、余裕を作らなければならない。間違い続けて20年、老舗の店みたいなこと言ってないでそろそろまともになってほしいなぁ。

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