King Arthur: The Role-playing Wargame – 弓兵最強伝説(1)

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アーサー王ぺろぺろ。というわけでずっと積んだままにしていたKing Arthurを開始。初めに断っておくが私は凛派です。一番は大河です。どうしてタイガールート作らなかったし。

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ゲームのおおまかな説明はDemoの時の記事を参照願いたい。パッと見はTotal Warシリーズのパチもんのように見えるが、物語性重視+魔法やモンスター+ユニットの成長要素などにより、プレイの印象はかなり異なる。Total War meets Heroes of Might & Magicが近いだろうか。私はTotal Warの無味無臭なシングルキャンペーンが合わなかったのでKing Arthurの方が色々ととっつきやすい感じだ。

物語性が重視されており、アーサー王物語をなぞりながら進行していく。今のところ大筋は一本道ではあるが、クエストに分岐(二者択一)があり、たとえば兄と弟のどちらを援護するかによって報酬や仲間が変わってくる。信仰やモラルなどの要素も後々の戦略や展開に影響を及ぼしそうだ。アーサー王物語の枠組みを壊さず、プレイヤーもきちんと物語に介入しているような気分にさせる作りがうまい。

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特定のクエストではアドベンチャーゲームのようにテキストを読みながら選択肢を選んでいく。ゾークやゲームブックを思い出させて懐かしい。この選択もクエストの展開に影響を与える。

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設定で「弓兵の弱体化」なんて項目があることからも分かるように弓兵がクソ強い。弓の射程距離は広いし、おまけに一度の射撃で歩兵10体くらいは倒せる。一つの部隊が40人程度なので射程に入ってから近接されるまでには一つの部隊くらいなら壊滅させられる。さらにマズイのはヒット&アウェイ(射って下がって)を繰り返していると敵がうろうろして突撃してこない場合がある。相手が歩兵だけならその状態を維持していれば全滅にもっていけてしまう。弓兵に対するAIの対応に問題がある。

Total Warの一部作品でも弓やクロスボウが猛威を奮っていたがそれを超える凶悪さに仕上がっており、設定で弱体化にチェックを入れても依然として強く、いかに弓兵をうまく利用するかで結果も大きく異なってくる。うまくやれば自軍20人死亡/敵軍200人死亡で圧倒的勝利も夢ではない。

ヒーローユニットのケイはアヴァロンの霧(一定時間だけ霧を発生させ、弓兵の命中率を50%低下)というスキルを初めから使えるが、今のところ敵が魔法やスキルを使ってこないので余計に弓兵天国に拍車をかけている。Kings BountyやHeroes of Might & Magicのごとく、ヒーローユニットのスキルをぶつけ合い、戦況をめまぐるしく変えていくような展開の方が望ましいのではないかと思う。まだモンスターにも出会っていないし、その辺りに期待。

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