Vampire: the Masquerade – Bloodlines – イノセントブラッド+(3)

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強制戦闘は獣化してボコるのが定番となっているが、体格の大きなモンスターは攻撃を受けても大して怯まず、強力なカウンターを放ってくる為、近接攻撃は向いていない。タイマンならゴリ押しで倒せないこともないが、ダメージは避けられない。こういうやつらは銃で応対するのが得策だろう。いままで銃は一切使わずに済んだが、ようやくまともな駆け引きのできる敵が登場し、戦闘に面白みが増してきた。

近接戦闘時は強制的に客観視点/TPSになり、遠目から見た敵のデザインは安っぽい印象が強かったが、主観視点/FPSでプレイすることで詳細な部分まで見え、おぞましいデザインなのに気がつく。主観視点時の不気味さや気持ち悪さ、恐怖感は別格だ。

私がFPSを中心に遊んでいるのはシューティングゲームが好きなのもあるが、主観視点による没入感の高さが大きな理由である。ゲームの世界に入りこめるというと大げさかもしれないが、その世界に存在しているような気分を味わえるのは主観視点ならでは。また、PCでゲームを遊んでいるのはコンテンツの豊富さによるところが大きいが、ディスプレイに近付いてマウスとキーボードを前のめりになって操作するプレイ環境がゲームとの一体感や没入感を一番体感できるからである。

最後の街チャイナタウンに到着。街並みはこれまでとはうって変わって、オリエンタルで異国情緒を感じられるデザインになっている。街の規模がとても小さいのが残念なところだ。

中国人ぽいキャラクターの造形はそれらしく、言葉にも訛りがある。前にも言ったが、重要人物のフェイシャルアニメーションは総じてよくできており、受け答えによって表情がコロコロと変化し、会話がとても楽しい。喜怒哀楽がはっきりとしていて、表現力でいえば最近のゲームにも決して劣っていない。

日本人としてはデーモンスレイヤーJKのユエキちゃんは見逃せない存在だ。これまでにもインターネットカフェでアメリカに憧れる日本の少女が送ったメールなどを盗み見してきたが、純粋な日本人がクエストキャラとして登場するのは驚き。

ミニスカートをヒラヒラさせながら、たまに白パンを露出し、日本刀で変化妖怪に立ち向かうユキエちゃんの姿はまさにアニメのようだ。この為にスカートに物理演算を用いたのではないかと勘ぐりたくなる。彼女の殺陣は現実的で、なおかつかっこ良く、迫力がある。このゲームの登場人物はどいつもこいつもキャラが立っていて、魅力的だ。クエストの内容も凝っており、中だるみを感じさせず、グイグイ引っ張っていく。

コメント

  1. ユキエちゃんかっこよさそうですね!ゲーム自体も面白そうでホリデーセールの時に買ってしまえばよかったかもしれなかった・・・!

  2. ユキエたそと変化妖怪の殴り合いはコントっぽくて腹抱えて笑いました。それにしても変化妖怪の作りが余りにも安っぽい。どう考えてもアマチュアの出来で、これがまた笑殺を誘う。もう終盤ですが、銃火器のスキルの準備をお勧めします。バッハとか洒落にならん連中が出てきますよ。

  3. ユニークなキャラが多くて楽しいですよ。
    次のセールがあるとすればハロウィンでしょうか。
     
    変化妖怪はジャパニメーションをインスパイアしたようなデザインですね。
    題材からいってBlood+(原作映画の方)辺りの影響を受けているんじゃないかなと邪推してみたり。
    モデルの質の低さが他に比べて目立ちましたね。アニメなら「ちょw作画wwwしっかりしろwwww」と言われているところです。
     
    近接戦闘では無理な局面が出てきました。
    弾薬を購入すると金銭面にあまり余裕はないですね。

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