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きょうのにっき

12月28日リリースが近づいてきたMatto4。弥が上にも期待が膨らみます。MP7かわいいよMP7。The Days After - Part 2もなかなかイイ感じに仕上がって来ている模様でさらに胸膨らむ〜♪(海お姉ちゃん)
Far Cryをリプレイし直してます。お前何回やるんだと自分でも理解しているけど、抑えきれない少年〜♪(ねぇ、しようよ)。4回目なのか5回目なのか、もはや記憶の彼方。HDRで通してプレイしたことないので、ハイダイナミックに味わうんだぜ!(クールに)。HDR使うとサーモがハレーションし過ぎて使えなくなるので屋内は恐らく苦戦必死。
ベテランだとべらぼうにアキュラシーが上がるので一番苦労するのはステルス型のミュータント。トライジェンには一発引っ掻かれるだけで死亡するが、動作が読めるので苦労しない。ファットボーイのロケットは視認で楽に避ける事が出来る。三巴戦ではチャレンジレベルまでなら人間側が勝つときもあるが、ベテランは99%ミュータント側が残ってしまうのが難点。
プレイする時毎に違うアプローチをするよう心がける度に、新しい攻略法が見つかるのがFCの魅力。バギーで突っ込もうと、ボートで大きく迂回しようと、草場に隠れて敵を全部避けて通ろうと、プチプチと暗殺してジェノサイドロードを闊歩しようと、君の『自由だーーーー!』

AIの優秀さは他のFPSとは未だ一線を画すクオリティだと私は断言する。AIとは非常にファジィなもの。なにを持ってして、優秀と取るべきか、愚鈍と取るべきかの判断が難しい。人間的な自然さを孕んだAIこそ、優秀なAIと言えるのではと個人的には思う。もちろんトリガーやノードに縛られたものではなく、アルゴリズム(スクリプト)だけで的確に周りの状況を判断するものこそ、本来の意味のアーティフィシャルなインテリジェンスと言えるだろう。Far CryのAIは巡回ルートはノードやパスに従い動いているが、それ以外は各々のアルゴリズムによって自己的に動いている。 リーダーが出した命令に従い、カバー役がオブジェクトに隠れながら好戦的に攻め、スカウト役はじわりじわりと迂回しながら進んでくる。プレイヤーが能動的に動き、敵が見失ったと判断した場合は各々はパニックを起こして、デタラメに走り回る。これによって確かなアーティフィシャルリアリティが生まれてくる。そこにはまるでアニマが存在しているかのような。同じマップでもプレイする度に、違った印象を与える。いつでも取れたてぴちぴち無農薬野菜。
ノード無しでオブジェクトに隠れながら、利己的に攻める。こんな簡単そうに見える事さえ出来ないFPSばかりが世にはびこる。それ程までに人間らしさの獲得とは難しいということ。優秀な知性を獲得したAIが生まれれば、間違いなくFPSはいい方向に進む。ノードやトリガーを置かなくても、ポンと配置しただけで柔軟にコギト命題に従うAIが生まれればSPMAPやSPMODを作る方にとってもユーザーフレンドリーな環境になることは間違いない。だが世の中は演出とグラフィックさえあれば、最高のFPSと賛辞する。たとえそれが低レベルなゴリ押しシューティングだったとしても。優秀なシューティングゲームの定義は難しいが、グラフィックと演出が優れていれば最高のFPSという評価が狂っているというのは誰の目にも明らか。
『このFPSは最高だ!!演出がとてもイカしていて、グラフィックが写実的でメチャクチャ綺麗なんだぜ!』
『で、シューティング性は?』
『いやあんまり・・・』
これでいいのだろうか。ロールプレイを失ったRPGが果たしてRPGだと言えるのかと同じように、ストーリーや演出を追うばかりで、肝心のシューティング性を蔑ろにしたADVゲームがFPSと名乗れば、それはFPSだと言えるのだろうか。ボクはそんなセカイが嫌いだ。
ええ、また無理矢理こじつけ。ちょっと今日は出勤最後で忘年会だったので、ええ。ええ。

ベータ版がリリースされたのは丁度去年の今頃。一年振りにGoldeneye sourceが更新されたみたいですよ。

12月26日もう今年も終わりです。2006年、心に残るFPSはありましたか。
最近プレイしたというのもありますが、個人的にはCondemnedとDark Messiah M&Mが一倍楽しめました。ただし両者ともStrike(殴打)・Slash(剣劇)・Spell(魔法)・Sneak(暗殺)であり、純粋なShooting(銃撃)とは言えないFPS。なんとも寂しい年となりました。来年はCrysisが待っています。Far Cryの時のように次世代感を・・・DX10をいち早く体感させてくれ、自分のプレイスタイルを構築する楽しさがあるFPSとなる事を祈っています。Far CryはB級的な展開がそれはそれで楽しむことが出来ましたが、やはり一般的な評価は芳しく無かった。エイリアンvs北朝鮮vs米軍の三つ巴というトンデモ的なストーリーラインとのことですが、シナリオ面の強化も見れるといいですね。

諸兄ならご存じのようにMODは今年もなるべく遊ぶように努めました。ただこれと言って大型TC(トータルコンバージョン)MODは見られず。頓挫やメディア更新だけで終わるケースが大半。
その中で強く印象に残っているのがFar CryのMOD「Tuesday & Ark」。ゲーム関係の学校の学生さんによって開発されたものでデジタルメディア品評会で賞を受賞したとのことです。内容はICOやMystのような3人称のADVでシューティングは一切ありません。パズル的な要素は弱いものの、不思議な世界観を構築しているのが魅力。潮騒の音がなぜか涙を誘って、胸が苦しくなるんですよね。前衛的にデジタルメディアのあり方を示してくれるMODです。

12月25日戦国ランス一週目クリア。ちょっとあっけない終わり方。
ゲーム概要は武将にファイアーエムブレム的なキャラクター性を加え、国盗合戦に重点を置いたゴム長の野望。ファイアーエムブレム+ゴム長=戦国ランスみたいな。内政が簡略化されてるお陰で合戦だけに集中できる。他には迷宮を発見して探索したり、各地のイベントを見て回ったり、秘宝を探したりと合戦以外にも楽しみが用意されており、それらをこなすことでレベルアップや便利なアイテムを入手して、最終的に合戦に役立つというわけ。ただターン数は限られているし、おちおちしていると各国が力を付けて時間が経つにつれ苦戦してしまうディレンマ。

相手国の砦と城を全て奪って、初めて自分の国地にする事が可能になります。攻めたのは良いが、主力を使い切って防衛出来なかった場合は領地を奪い返される。「いつ攻めるか、どの国から攻めようか」が悩みところ。合戦に入るとマイトマやWIZ系の前後陣形に分かれたターン性の戦闘で、いかに最低限のダメージで敵を殲滅出来るか、領地を防衛出来るかを、武器・足軽・陰陽・僧兵・弓兵等・・・様々な武将の組み合わせから試行錯誤していくのが楽しい。

出てくる武将は暑苦しいおっさんばかりでなく、個性的なキャラが揃っているのも戦国ランスの魅力。
もちろん「で、あるか」「よい、よい」的な白塗りの足利、重甲冑に身を包んだ威厳のある武田など、ステレオタイプな頭首もいるが、独眼流・政宗は一つ眼の妖怪、徳川はたぬき(かわいい)、上杉謙信はうぶで一途だが腕の立つ女性剣豪、山本五十六は弟を人質に取られ渋々闘う美しい女性弓兵だったり。エセじゃぱん像を面白く味付けしている。特に女性キャラは総じてクオリティが高くてイイ!(断言系)。

その中でも最強なのが新撰組の沖田。吐血+はっぴ+体操着(○○組にかけてる)+眼鏡+いじめられっ子=沖田。萌え。病気を負っているにも関わらず、近藤や土方に言いくるめられ、血を吐きながら戦う姿は美しい。これがいわゆる吐血萌えですか。
ただ、そういうキャラが全て使える(強い)わけではなくて、一般の武将の方がステータスが高い場合もある。巻物でドーピングが可能だが限界があり、キャラの使い切り感が強く、育成の楽しみが薄いのは残念。

ストーリーはJAPANの女目当てで来たランスが信長と手を組み、天下統一を目指す。だが魔人の復活が近づいて・・・。イイ話で完結しているが、演出がずいぶんとあっさりしすぎていて、熱い・アツイとは言い難い流れ。それに天下統一する前にバッサリ終わるのは消化不良感が残る。

ついついやっちゃう熱中度が多分にあります。止め時が本当に難しく、気付いたら徹夜!みたいな恐ろしい中毒ゲー。一度のプレイで全てのイベントを見ることは出来ないし、2週目から新たなルートが開けるようでヤリコミ要素は相当高いと言えよう。いやー面白いですよ。

 

12月24日ARMA重ー。うちのでは交戦がままならない。観賞用の環境シミュレータとしか楽しめません。自然見てると癒されますから・・・いいんです、いいんです。というかオペフラって略すの止めなさい。それ言ってるの朝倉さんだけですから!

戦国ランス絶賛プレイ。強烈な中毒性に翻弄中。こりゃ売り切れ続出なわけだわ。
「くそー謙信奪われたー!」ぽちっとな、「選択ミスしたー、新撰組・沖田がー!」ということでやり直し。現在100ターン超えで魔軍に苦戦。正味20時間以上遊んでいるんじゃないだろうか。他の事が手に付かない。止めよう止めようと思いつつ、次のターン、次のターンで、いつの間にか…みたいな。ここまで遊べるアダルトゲームも困りもので嬉しい悲鳴。今までリリースしてきた地域制圧型ストラテジーをしっかりフィードバックしてあり、かなり遊びやすく不満点も無い。というか、ここまで国盗合戦を主眼に捉えて楽しめるストラテジーゲームって、コンシューマ含めてもアリスソフト以外は類に見ない。さすが老舗です。エロ描写が気にならない人は是非手を出して欲しい。かなり食い応えあります。
ルートがいくつか用意されているようだし、当分戦国ランスで遊べそう。イース・オリジンと、ダンジョンクルセイダーズは後でもいい。

12月22日Alien Shooter - Vengeance Demo 前作は製品版を買って満足した口ですが、AS2は純粋に進化している&改善が見られます。今回のデモは以前のAS2のデモよりも本作の魅力が伝わるかと。
グラフィック面はダイナミックシャドウの生成、エフェクトの強化、エイリアンの造形をリファイン、前作は研究所一辺倒だったのに対し今作は屋外のレベルも取り入れた事によって安っぽさも無くなった。ビークル戦も展開できるようになり、歩兵時と変化が生まれて楽しくなっている。前作からのしこりを敢えて上げるなら、シチュエーションに沿ったBGMを流して欲しいところか。
選べる主人公タイプが増えて(前作は男・女一人ずつ)、多少リプレイ性がアップしているが、手に入れた武器・購入した武器を使えるように便宜的にステータスを上げるスタンスは変わっていない。
シューティング面は前作と同じく爽快極まりない!爽快で仕方ない!と。俯瞰アーケードシューターが好きならプレイしる!発売は07/1/22。今作もバリュープライスなら、お買い得な商品となりそうだ。

12月19日SC:Panmorro パンモロやってます。パンモロ!パンモロ!
一回は投げたんだけど、オーロラウォッチング(未クリア)という悪食をしたせいか、とても楽しい。だってさ、オーロラはさ・・・。
パンモロは遊びやすく作られているというのが節々に感じます。SCシリーズ中ではあまり芳しく無い評判らしいけど、そんじょそこいらのとは違うわけね。普段ならそういう優等生気取りは嫌いなんだけど、沙耶の唄が肉・肉・肉!で重いボディブローだったので、今は身体に優しいものを食したい。最近、ノベルゲー以外は積極的にクリアを目指せない、気乗りしなくてハードディスクは無尽蔵の困ったちゃん。これはなんとかクリアまでこぎ着けそうかしら。

12月18日沙耶の唄クリア。
私には色覚異常の友達(正確にはクラスメイトと言った方がいいかもしれない)が居た。彼によると赤色やオレンジ色のものが灰色に近い色に見えるらしい。だが、同じ灰色でも多少の違いがあるらしく、赤色やオレンジ色は分別できるということだった。白痴の私は色覚異常という症状を当時知らなくて相当驚いたものだ。(初めは冗談を言ってるのかと思った)
その日、家に帰って、その事についてよく考えた事を今でも覚えている。
私達は色々な”モノ”に囲まれて暮らしている。人々によって便宜的に定義された”モノ”に。私の見ている”モノ”を他人が見て、同じ”モノ”だと答えたとしても、他人の目に映り認識したその”モノ”を私が見る事が出来れば、それは違う物に見えているのではないかと考えたりもした。

沙耶の唄は懐かしい上記のエピソードを想起させる内容だった。
交通事故に遭い、奇跡的に助かるが、目が覚めた主人公に見える病室や街は血肉に覆われた異界に変わり、人々は耳障りなノイズを吐き出す肉塊へと変貌していた。友達や親友さえも。
徐々に生気を失っていく彼の前に一人の女の子が現れる。白い肌、引き締まった肢体、可愛い声、暖かい体温。彼が唯一”ヒト”と認識出来る少女。聞くと父親を捜すために、病院で暮らしているらしい。
交通事故で両親を失い、一人身になった主人公は、彼女に「退院したら一緒に家で住まないか」と尋ねた。
狂気と化した現実から断絶し、彼女の正体を知ってもなお、彼女を愛し添い遂げる事が出来るのか・・・。

ある意味ではアダルトゲームもとい二次元メディアを愛する人達に対するメタファとも取れる。二次元萌えの私から言わせてもらえば間違いなく肯定の選択を取るだろう。それこそ「未来にキスを」のように。他人がどんな色目で見ようとも、それらは私にとってはかけがえの無い愛する偶像であり、現実であるからだ。お姉ちゃん大好き。

沙耶の唄 M@D Movie SPECIES

12月15日今週は身体全体が熱を帯びてて、帰ったら寝る帰ったら寝るのる〜ちんわ〜くでとっても健全☆な生活。
熱から醒めやらない状態ってなんだか高次な三人称的感覚の恩恵に得ているような気がする。肉・腕から手というアーキテクチャを不器用に操ってる自分。いつもなら気にも止めないものを冷静に分析している自分。電話が鳴る前に、鳴る兆候を掴む事が出来る神経過敏(統合失調気味)さはいつも通りだけど、しがらみから抜け出して軛を断ち切ろうとする今までに無い高騰感が自分を支配している。微熱っていうのは肉体の檻と抜け出す精神が必死でせめぎ合っている上で生じているものではないかと思った。考えれば考えるほど散文的に陥るので、未だ手足のむくみが抜けきらず、頭の中の妖精さんがウルサくて仕方ないけどCOD2再プレイを始める!

多分プラシーボだけどX-Fi効果はAdg2よりも銃撃音の迫力が増した様な・・・。敵から集中猛攻を受けるところなんて「ヒュンヒュンカーンカーン」って頭に響く〜。(BF2142のタイたん内のセントリーガン設置並に脳髄には悪い)
良質なシネマチック戦場シミュレータで有る事は間違いないけど、リプレイだと獲物が勝手に奪われていくのがとても歯痒く感じるわけで。前作で批判があったんだろうけど、単身ミッションが個人的には欲しかったところ。その上でウルフェンセカイ的な超人、いわゆる究極兵器ユーベルメンシュとの対決が繰り広げら・・・総スカン食らいそうなので止めておきましょう。

エディター群が公開されて数ヶ月経ち、BFシリーズに迫る人気のマルチのマップは数多くコミュニティからリリースされているわけですが、シングルに至っては数えるほど。確かにエンティティでガチガチに究めるCODの手法は個人が軽々と手を出すようなものじゃない。故に単身ミッションに至るわけですが、これはこれでなかなか楽しいというか、シューティングの満足感は本編のそれよりも十二分に味わえる!!(ちょっと言い過ぎたかも。

Leon's CoD2SP Map 1 さすが手練れの仕事。安心して楽しめる優等生的立ち振る舞いに敬礼。燃えてキタ!という所で終わっちゃうのが残念だ。

SP 5Togo デザイン、バランス荒削りながらも、意欲は伝わってくる。飛び交うポテトの嵐を投げ返し、1vs10強の絶対的不利な状態を打開した境地に熱き血潮が煮えたぎる!COD2の主人公には超回復能力が備わっているからこそ出来るマップ。
他にも色々と導入して遊んでみてCOD2のシングルMAP作成はなかなか楽しそうだなと。いつも通り口だけながら、作ってみようかと思いました。


LeonCod2-map1 土管可愛いよ土管。

12月11日イース フェルガナの誓い。ほったらかしにしていたY〜ナピュシュテムの匣はレベリングが億劫でリタイア。というわけで、こちらを始める。ysVのリメイクらしいが、こちとらTとXしかクリアしてません。
始まって早々、背中が痒くなる展開でうわ〜。まぁイースって王道予定調和を楽しむものですから(個人的パブリックイメージ)、頑張って楽しむコトに努めようと思います。アクション自体は単調極まりなかったYよりもシステム面で充実していて、なかなかによろしいのではないでしょうか。多段構造をうまく活かしたレベルデザインもだいぶんこなれてきた様に見えます。ただ、ストーリー面でよほどの求心力が無いと途中で投げちゃう可能性大。


ツカミはOKかもー

12月10日リードデザイナーもろもろ抜けて、予定していたエピソード数を縮小。非常に先が危ぶまれ始めたSinEP。ゲーム作りとはいかに難しいかを痛感しながら久しぶりに取り出して遊んでおま。Sinそのままにリメイクしたかのようなシューティング部分はむしろ懐かしく決して悪くはない。グラフィックもアニメと写実の中間のバランスを上手く取っていて私は好きだ。ただ、ひとつのFPSとして見れば”無難な出来"だけで片付けられてしまうのも事実。
大きな過ちはファンを失望させたブレードの失語症。単品で完結し、徐々に全容が見え始まるのではなく、ストーリーをブツ切りにしただけのエピソード方式か。

Quake4のマルチマップ作成や、25 To Lifeへの協力など資金繰りに大変困っているようで(弱音を吐くのは企業としてどうかと思うのだが)FPSを愛する者達が志半ばで倒れていくのは非常に口惜しい。歯痒いが、なんとか活路を見いだして欲しいものだ。

Condemned飽きることなく2週目終了。やはり残念なのはリーランドが連続殺人模倣犯へと至るプロセスや原因が説明されない、抜け落ちていること。これではタダのキ印。特異の電波か周波数に促されたのは事実だが、彼は彼なりの正義に従い犯罪者を裁いていったとするなら、まだ見方は変わっただろうに。Condemned - Criminal Origins感想は少しだけ修正。

ベクトルは違うが今年はCondemnedとDark Messiah。近接戦闘に重きを置いた二つの秀作が生まれたのはとても喜ばしいコト。今年発売のゲームの中ならダントツでこの二つが楽しめた。市場にはこの方向もさらに突き詰めていって欲しいもの。CondemnedかDark Messiahかと問われれば、Dark Messiahを推そうか。こちらもストーリー面で舌足らずな印象が残るが、リニアにおけるノンリニアを体現化し、掲示したサービス精神に飴をやろう(ひなのん)。
FPSは大好きだっ!と自負しているが、どうも最近食傷しているような気がしてならない。そろそろイノベーションを巻き起こし、ジェネシスを超越するFPSの登場を望みたいところ。大袈裟ですか。


SKX戦。燃え。

12月9日もうほとんど惰性で攻殻SSSを見た。SACファンならまだしも、原作ファンなら失望するだけの内容。
SACはサブストーリーにまだ原作ファンに対しての救いが多少なりともあったが、時間都合上メインストーリーだけしか追えないSSSには攻殻が攻殻たる旨みが消失。ニューロマンサーの模倣と特捜物をうまく融合した攻殻に、社会問題を取り入れ更に逸脱を図ろうとしたSACとSSSの試みはキャラクターの魅力をトコトン削ぎ落とした(或いは安っぽいメロドラマにしてしまった)上で成功している(それは果たして成功と言えるのか)としか言えない。ケイスとモリィが併せ持つ、儚くそしてシニカルな一面が消え失せた攻殻のキャラクターには一体なにが残るというのか。視聴者をキャラクターに移入させてしまった時点で、それは攻殻として破綻しているのではないか。
SSSではファンサービスとはとても思えない冗長なシーン模写(ナカムラと義体、経由有線、強化外骨格対多脚戦車の構図、ハダリ戦・・・etc)が目に余る。原作や映画版を台無しにする無尽蔵な模倣。トレースするよりも、他にする事は沢山あったはずなのに。
攻殻をダシにした押井さんの映画GIS、イノセンスの方が遙かにマシだ。技術や科学は目覚ましい進歩を遂げていくが、個々に関しては退廃の一歩を辿るというテーマを見事に描き(もともと彼がうる星やつらで主張していた一貫したテーマは攻殻ひいてはサイバーパンクに通ずるところがあるから当然かもしれないが)、サイバーパンクの醍醐味である哀愁漂うハードボイルドな表面的な格好良さは十二分に伝わってくる。
確かにSACシリーズは”ウケ”が良く、市場的には成功しているから正解なのかもしれないが、個人的には受け入れられない。(SACのサブストーリーだけなら受け入れても良いが)
出てくる杭は叩きたくなるのが、人の常。いちいち下らないコトで文句を付けたくなるのが人の常。ボクはそういう最低なヒトです。メロドラマの特捜物・刑事ドラマに成り下がった攻殻は愛することが出来やしない。

ドイツでバイオレンスなゲームを開発、販売、購入したら刑罰になるそうですよ。 ドイツは規制が厳しいと聞いていたけど、ク・・・Crytek大丈夫なの。どこかに移転するんでしょうか。ドイツゲーなら総じて愛しているUNKさんとしては心配。ただ、こんな法案がすんなり通るなんてデタラメ。
日本もドイツに倣って、「過剰な表現をしているゲームをプレイしていたら懲役!」なんて事になったら耐えられそうもない。
だって、大好きなお姉ちゃんに・・・要芽姉様に会えなくなるもの!(ソッチか)

12月8日Hellforces エイリアンもどきぽいのが出てきて、ワイマイフもアンナ事になっちゃって・・・波乱の展開かもしれないですよ!?手癖でガンガン力押しして、ヘルス不足で泣きを見ているUNKさんです。こんばんわ。ちょっと辛いナー。ぐすん。

ゲーム中、気になるのは主人公の声。普通の会話は良い。問題はジャンプ中や被弾した刻。
「ふんはっ!はうあっ!ふぎぃ!ひぎぃ!」
敢えて言おうエロゲーの主人公かと。
ランエンドガンスタイルでもタクティカル系でも、とりあえずジャンプしていないと落ち着かないUNKさんとしては、この耳障りな音声は致命的。

12月7日最終痴漢電車2、じわじわ進めていたPP -ピアニッシモ- 操リ人形ノ輪舞もクリア。
PPなかなか良かったんじゃないでしょうか。個人的にはカルタグラよりも愛でたい。だけど一番燃えるのは2時間超のデモのところまでというのは確か。それ以上は極めて受動的で、台詞・存在全てが衒学的な立ち位置の久遠をどれだけ受け入れられるかにかかっている。
本格的な推理モノ期待しちゃったらダメ。あくまで雰囲気萌え、雰囲気萌え。一番気に入っていた相馬葵が早々あんな事になるのはあんぐりでした。クソヤラレタ 。
毒にも薬にもならない低脳専用ゲーが右へ習えで市場を支配している今、初期ADV・ビジュアルノベルのようなテイストを強襲しているスタイルは素直に褒めてあげたいという次第です。ただ個人的にはもっと突き詰めて良かったんじゃないかと。窮めて純文学的に、究めて独り善がりでも。

そういう所では未来にキスをみたいなぶっ飛び感を持ったエロゲの再来をそろそろ望みたい。(これからは18禁のアドベンチャーゲームと濁さず、積極的にエロゲ!と呼んで生きたい。どこまでがギャルゲで、どこまでがエロゲの定義なのかをここでは定めず、便宜的にそれらしいインスタンスをエロゲ!と呼んでいく!(長い))

UNKさんのバイブル「みらキス」こと、「未来にキスを」です。
これは「お兄ちゃん(従兄弟)、ボクを奴隷にして」という扇情的なスタートを持って始まり、そこらに溢れているただのダラダラ・和姦ゲーかと思いきや、所々にピースを散りばめて最後に襲うのは背後からカナテコでぶん殴ってくるような衝撃感。これはエロゲとして楽しめない!(正当な抗議
淫乱のように誘ってくるのも、ところ構わず、場所弁えず、取りあえずやってるのも全て演出の上に成り立っているという恐ろしいオブジェクト構造。べたなキャラ設定や世界観に潜む悪魔。気づいた時には糸に絡め取られていたという恍惚が走るわけです。

ネタバレすると好きな人と分かり合いたい、そして一部になりたい、支配されたい。例え自我を失ったとしても、結果的にそれが自分自身で無くなったとしても。だが、それは無理だ。例え全て捧げたとしても、良い結果であるとは限らない。いつかは剥離していく。だから理想だけを見つめていく。自分自身が作り出した幻影を愛していくという。
市場に対するアンチテーゼ。いわゆる萌えとはなんたるかを問う。エロゲーマーの存在意義を問う、そしてその上でそれを恋愛の最終形態と呼ぶ!さすが元長サンだと。21世紀はエロゲーが世界を席巻する!(超訳)と言い放つ男だと。まだ21世紀は始まったばかり。未来は明るいと思わせてくれるゲームでした。「未来にキスを」は。
主題歌のKiss the Futureも良かった。I'veはKotokoサンだけじゃないんだと。Shihoサンもいるんだと(止めちゃったけど) 特にそのまま、みらキスを表現したロングバージョンの2番目の歌詞は心を揺さぶるものがありました。ボクの頭の中ではKiss the Futureが輪廻して止まない。

Automatonじゃなく人に進化して
君に向かうことが出来れば
恋の希望がある 目を閉じた先に
断絶の祈りの果てに

そういうわけで今日はFPSやる余裕がありませんでした。

12月6日は「姉の日」です。最愛のお姉ちゃんと良き一日を過ごせるよう。 私は要芽姉様とペンギンさんのショーを見に行きます。

12月4日今日はお誕生日ですね。惣流アスカラングレー様、おめでとうございます。

Hellforces コンデムドやっていたら放置していた事に気づいたので、コチラも初めから再開。弾丸をうさぎじゃんぷで避けることが出来るのはActionQuakeみたいで新鮮なんだけど(誤った戦い方です)、アサルトライフルを持った敵が大量に登場してくるとダメージバランスが途端にシビア。いやん。
だけど大量ジェノサイドした後の殺戮ロードを一人凱旋するのは、なんだか心地良いかもしれない。


Y・・・人・・・ダイイングメッセージ!?

毎度お馴染みSauerbratenのほぼ月更新です。今月はGui Edition。GuiかわいいよGui。

Condemned2週目ハードではじめます。被ダメは大きくなっているものの、ある程度パターンは掴めているので序盤は難なく進められます。複数現れると、ちーと厳しそう。一回プレイしているんだけど、サイレントヒルに通じるサイコロジーさ、この非現実的な空間の演出がピカイチで怖いようー怖いようー。正直、MonolithにはFEARよりコッチを大プッシュして頂きたかった。残念。 感想もちょこちょこ書き直しています。

12月3日Condemned クリア 。最後のレベルだけはちょっとドイツゲーやロシアゲーぽい安っぽいノリを感じた以外は楽しませてもらいました。お兄ちゃんの言葉は素直に信じるものですねハイ。
某タイトルよりも、よっぽどふぃあーを感じちゃったのはどうなんだろう。オカシイね、アハハ。
いやーこれは2週目いけそうかも。DMOMMといい、これからは近接戦闘ブームじゃないかしらと一人思います。近接戦闘にもっと切磋琢磨して欲しいなと思う次第で。そういうわけで感想です。ネタばれ含んでますので注意下さい。Condemned - Criminal Origins感想

12月1日Condemned 進行途中にいくつかの障害がプレイヤーを拒む事になる。ご存じであろう浮浪者や薬中の敵。そして腐敗したドアや配電盤だ。プレイヤーはこれらの障害に対して、バールや斧を使い取り除いていく。配電盤はバールでこじ開け、ドアは斧で叩き切るというように。

中でも優れているのがハンマーである。これはほとんどの壁に対して有効(マップ構造上無理なのもある)で、向かって振ればRedFactionのGeo-MODよろしくドンドン壁が壊れていき、遂には別部屋へとショートカットができるようになるのだ!もちろん敵も同じように壁を壊して、プレイヤーは追いつめられ、逃げ場を追われていく。だが袋小路に追いつめられようとも、こちらもハンマーさえ持っていれば新しい道を切り開く事が可能にできる!

確かに壁が腐敗していたとしてもドンドン壊れていくのは、多少演出過剰という感は否めないし、コンデムドをプレイしていない方は不審がるかもしれないが、これによってプレイヤーは紛れもないリアリティと自由度を感じるのだ。

誰にも制御されていない、ここは作られた世界じゃないのだと―――!

追う者、追われる者・・・炭坑さながらに敵と発掘合戦を繰り広げたスリルに満ちた死闘の軌跡ーもはや原型を留めていない変わり果てた壮観な映像を振り返るとまじまじと現実感が伝わってくる。そして気づいた時には手と額にじんわりと汗を帯びていることだろう。

同じ近接戦闘ゲームタイプのDMOMMにはThiefライクなロープボウがあった、だがコンデムドにはハンマーがある!
ハンマーさえあればなんでもできる!たとえドアが進行を塞ごうとも、壁を壊せば進むことができる!敵が怖かったら、逃げたっていいんだ!避けたっていいんだ!
紛れもない新感覚!コンデムドは良作だ!否!これは名作だ!

そんな事が出来たらいいなと思った。