XCOM: Enemy Unknown – 成長期の始まり(Demo)

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・XCOM: Enemy Unknown Demo

ターンベースストラテジーUFO: Enemy Unknownのリメイク作。アーサー・C・クラークの言葉「二つの可能性がある。宇宙にいるのは私たちだけか、そうでないか。どちらも同じくらいゾッとする」で始まり、掴みはバッチグー♪(死語)というところだろうか。

やはりクラークはアウタースペース(外的世界)のみならずインナースペース(内的宇宙)の問題にまで触れた「幼年期の終り」がベストだと思うニワカのUNKさんです、こんにちわ。

前作は宇宙人が侵略している状態から始まっていたが、今作ではファーストコンタクトが描かれており、ワクワクさせる。最初のミッションでチームが簡単に半壊するのも原作へのリスペクトか。エイリアンは強大な存在であり、これくらい脆くなくちゃXCOMじゃあない。俺達は等身大のヒーローを求めているんだ!

スカイレンジャー(輸送機)からの乗り降りが自動なのは残念。のこのこ降りようとしたら狙撃されて即死とか、グレネード投げられて全滅といったXCOMを象徴する場面は今回はなさそうだ。

隊員がきちんと視認しなければ宇宙人は見えないようになっている(敵を一度発見したら見えたまま?マップは初めから全部丸見えか?)。ミッションスタート時はどこにやつらが潜んでいるか分からず、ここらへんは原作通りの緊張感が再現されている。

アクションポイント制ではなくなった。二回移動するか、一回移動して攻撃するという感じで簡略化されており、ゲーム展開が早い。個人的にアクションポイント管理が好きだったので残念ではあるが、今回の方式も製品版では面白く味付けされているかもしれないので期待しておく。

UIはパッド向けの作りで使いづらい。前作も誤動作が多かったが、今回も慣れるまではエラーを起こしそうだ。PC用に遊びやすく最適化するという話はどこへいったんだ。

インタラプト(割り込み)はデモでは見られなかった。インタラプトこそXCOM系ゲームの大きな特徴なのでぜひ製品版ではこちらのターン中に宇宙人に割り込みされて撃ち殺されたいものだ。他の要素はハナから期待してないがインタラプトがないXCOMなんてXCOMじゃないと言っても過言ではない。

行動に応じてカメラが切り替わり、臨場感が増しているのは良し。地味なクォータービューで見るよりも隊員との一体感が得られる。オプションからオンオフもできるので気が利いている。

デモは容量のわりに序盤の序盤しか触れないので全体像は掴めないがそれなりに面白そうな雰囲気。日本語にも対応しているし、ストーリーも問題なく楽しめそう。文字が見切れていたりするので製品版では文字の大きさや表示範囲を変更できればいいのだが・・・。

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