実績対象の伝説の剣「ディスマンテラー」をゲット。威力はそこそこで稀に電撃効果が付加されるという苦労に見合った強さを誇るが、ソードオブネックスといいディスマンテラーといい、剣が優遇されすぎで素直に喜べないグリムロック。伝説の剣があるからには伝説の斧とか伝説の鈍器ももちろんあるんですよね?
ローブの人が敵として登場。DiabloのティラエルというかDreamkillerのザコというかクトゥルフ的な触手の造形がイカス。ローブの人は魔法しか撃ってこないし、目視で容易く回避できるので良いカモである。魔法なんて当たらなければどうということはないのですよ。おまけに動きも遅い。一番恐ろしいのは虫みたいな動きの早い敵だ。
四方向移動という制約のお陰で敵のアニメーションや動きに破綻がなく、見栄えがいい。360度自由に動けるゲームだとどうしても行動途中で萎える動きが発生するのだが、グリムロックには四方向という制約があるからこそそういうものが発生しない。動きといえば普通の敵は移動したり、攻撃する時は必ずその方向を向いてから行動するので回転中に隙が生まれるのだが、カニさんは横歩きが可能で初めて見た時は意表を突く動きに驚かされた。オーガの突進もそうだが、こういう驚かせる仕掛けって大事。
10Fまで到達し、もうお腹いっぱい。面白くないわけではないのだけれど、いつ止めてもいいくらいに満足している。こんな風に感じてしまうのはやはりストーリー面が弱く、牽引力に欠けるからだろうか。嫌気が差さない内に終わってほしいところである。