Vindictus(マビノビ英雄伝) – 無双科モンハン属(1)

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・Vindictus

デビル名倉イや某無双を彷彿とさせる軽快なアクション、Source Engineによる美しいグラフィックスと物理効果が特徴的なMORPG。マビノギの名前が付いているが、開発が同じ所というだけでゲームシステムや世界観の関連性は薄いので未プレイでも問題なく楽しめる。

現在、作成可能なキャラクターはLann(男・双剣)とFiona(女・盾)の二種類のみ。外見はいじれるもののバリエーションが少なく、性別は固定されており、キャラクターエディットの幅は狭い。

キャラクターを作成するとチュートリアルが始まる。Tieveちゃんを魔族から守りながら、操られた蜘蛛を退治しなければならない。ここで一連の操作を習得できるようになっており、なかなかユーザーフレンドリーな印象。蜘蛛との戦いは物理効果を活かした迫力のある演出が堪能できる。

チュートリアルが終わると街へと移動する。ゲームの内容はファンタシースターオンラインモンスターハンターなどのMORPGに近い。エリアは街とダンジョンの二種類のみ。MMORPGのようなオープンフィールドはいまのところ存在しない。街でクエストをもらい、ダンジョンに行き、素材を集めて装備を作るという流れ。

ダンジョンは掲示板から行ける。掲示板で難易度や参加人数(一人~四人)を決めて部屋を作ると、その情報が掲示板に貼り出され、他のプレイヤーがそこへ参加するという仕組み。特にコミュニケーションを取ることなく、気軽に仲間集めが可能だ。

ダンジョンは一本道となっており、十パターンくらいのエリアをランダムに組み合わせて構成されている。現れた敵を倒すと次の扉が開く形式だが、なかには丸太の罠が仕掛けられていたり、瓦礫が落ちてくる場所も用意されている。しかし、パターンのバリエーションが少ない為、何度かプレイすると見飽きてくる。ちなみに一回のプレイは五分~二十分程度でサクッと終わる長さになっている。

ダンジョンには「五分以内でクリア」「四人生存でクリア」などの条件があり、これを満たすと経験値やAPをより多く取得できる。こういった条件があるとより熱くなれるのは確かだが、時間制限のせいでまったりと狩りを楽しむことができず、さながら徒競走のような展開になってしまうのは好き嫌いが分かれるところだろうか。

APはスキルアップに必要で、スキルブックを買って新しいスキルを覚え、APで熟練度を上げていく。スキルはコンボ追加・攻撃力アップ・軽装備強化・重装備強化などのパッシブ系が多く、いまのところアクティブ系のスキルは覚えていない。また、APの獲得具合が次のダンジョンのアンロックにも繋がっている。

戦闘は今までのMORPGよりも軽快なアクションが楽しめる。弱攻撃(左クリック)と強攻撃(右クリック)を連打しているだけでコンボが繋がり、ライトプレイヤーでもお手軽に爽快なアクションを繰り出せるようになっていて、アクションゲームとしての難易度は低めだ。

ザコ敵はまさにザコという感じで、某無双のように一方的に薙ぎ倒すことが可能。ボスは体力や攻撃力が高く、ノックダウン系の攻撃を仕掛けてくるため、盾で防御したり、サイド&バックステップで回避しながらヒット&アウェイで戦うのが重要になってくる。

壺や瓦礫などのオブジェクトは拾うことができ、それを敵にぶつけて攻撃可能。また、敵を掴んで殴ったり、投げ飛ばしたり、蹴り飛ばしたりもできる。マップ上にある一部の柱は破壊できるようになっており、柱の倒壊に敵を巻き込めば大ダメージを与えられるが、もちろん自分も当たればダメージを受けてしまう。

物理効果は見た目のダイナミックさに加えて、戦術にも影響を与えており、物理エンジンを搭載したゲームの中ではわりと上手く利用できているのではないかと思う。

まだベータ段階なのでマップや敵のバリエーションの少なさは不問にするとして(韓国では新たなダンジョンやクラス、PvPが追加されているそうだし)、このゲームの核となるアクション部分と協力プレイはすでに出来上がっており、MHFやPSOに続くMOアクションRPGとして期待できそうな印象を受けた。正式な日本サービスを待ちたい。

コメント

  1. デビル名倉イもイメージイラストはカッコよいんですけどね。
    モデリング・・・

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