・前作を踏襲したゲームデザイン
ダークソウルに影響を受けたSFアクションRPG「The Surge 2」。部位攻撃、インプラント装着による強化、強化外骨格による軽快なアクションなど、基本的な部分は前作を踏襲している。
前作と異なる主人公なので今作から始めてもプレイに支障はない。回復アイテムの仕様が変更になったことで雑魚敵戦はゴリ押しが効き、前作よりも死にづらいゲームデザインとなっている。
・豊富な装備品
装備は前作よりも種類が豊富で序盤から様々な選択肢が用意されている。重厚な装備で一撃特化か、軽装でチクチクと攻めていくかはプレイヤー次第。難しいボス戦も装備を見直すことですんなりいけるようになったりする。
・部位攻撃で装備強化
装備は敵の部位を切断することで入手できる。新しい装備を見かけたらその部位を攻撃して、フィニッシュ攻撃で切断していくといいだろう。強化素材も一緒に手に入る。
・迷いやすく、分かりづらい進行
舞台は病院、市街地、港、動物園など多岐に亘る。様々なショートカットが用意され、高低差のある構造になっているがそのせいで迷いやすい。手持ちの地図がなく、自分がどこにいて、どの方向に行くべきかが分からず、同じようなところを行ったり来たりすることも少なくない。自分で探索していく面白みがあると考えることもできるが方向音痴の人にはつらい部分だ。
・攻撃して回復
前作は休憩地点に行くと回復アイテムが満タンまで補充されるシステム(ダークソウルのエスト瓶)だったが今回は回復アイテムの仕様が変わった。敵を攻撃するとエネルギーが溜まり、そのエネルギーを消費して回復アイテムに変換できる。うまく攻撃を当て続ければ回復アイテムが尽きることはない。ただし、休憩地点に行っても回復アイテムが満タンまで補充されない為、ボス戦に挑む際に補充するのが面倒になっている。
・ドローンによる遠距離攻撃
弾を消費してドローンによる連続射撃が可能になった。与えるダメージはそこそこ強く、部位破壊に役立つ。激しいボス戦で安全に部位ダメージを与えたい時にも有効。ドローンは何種類もあり、配置型のタレットなども用意されている。弾は雑魚敵から補充できる。回復アイテム同様、補充作業が面倒。
・形態変化する巨大ボス
巨大なボスとの戦闘は今作も健在。体力に応じて形態変化し、攻撃パターンが変わるようになっている。雑魚敵ではまず死ぬことはない本作だがボス戦では何度も死ぬことになるだろう。
・追加されたオンライン要素
前作はオンライン要素は無かったが今回はマップ上にメッセージを置いたり、プレイヤーを殺した敵には敵討ちという名前が付くなど、緩いオンライン要素が追加されている。共闘や侵入の要素はない。
・初感
10時間プレイして二体目の巨大ボスを倒した所まで進んだ。雑魚戦では死ぬことがほとんど無く、そこが前作とは大きく異なるところだろう。死にゲーの印象は薄まっている。道に迷いやすいところは相変わらずでここはもう少し改善して欲しかったところだ。戦闘の駆け引きやアクションは丁寧に仕上がっており、アクションゲームファンにオススメしたい。