サブミッションなどもほとんどやって15時間でクリア。ストーリーミッションだけなら5時間もかからないんじゃないだろうか。しかし、サブミッションを遊ぶと武器やスキルポイントが手に入り、主人公を強化できるので褒美目当てでサブミッションまで遊んでしまった。
前作に比べて武器やアイテム数は大幅に増えたがマップのバリエーションは減少し、5パターンくらいのマップしかない。同じマップを何度も繰り返して色んなミッションをこなすことになるのでその代わり映えしなさに耐えられるかがポイントとなるだろう。初めは各マップの細かな作りこみに驚くがそれがストーリーミッションからサブミッションに至るまでずっと使いまわされ、最後まで繰り返すことが分かると失望感が出てきてしまう。
しかし、個人的には銃撃感や爽快感の高さ、過剰なアイテムや武器が用意されていることで同じマップの繰り返しは十分カバーできているように思えた。不思議なものであまり気にならなかった。同じマップ、同じ敵だとしても装備が違えばフィーリングは全然異なり、敵をガンガン粉砕していくのが爽快で気にならなくなる。
前作は一本道のゲームだったが今回はBorderlandsやDiabloのようなトレハンゲームの類型と考えた方がいいだろう。武器の数は50を超え、それぞれ武器のモデルは異なり、それをとっかえひっかえするだけでもかなり遊べてしまう。
トレハンゲームの体裁を取っているがシューターとしての基礎の部分もしっかりできており、高い爽快感でまとめているのが本作の魅力である。FPS+RPGの融合というとシューターとしてのフィーリングがあまりよろしくなかったりするのだがこのゲームは敵を撃って、倒すという部分がよくできている。
初めからSHIFTキーでダッシュができ、二段ジャンプも使える。前作はスタミナ制でダッシュに限度があったが今作では連続で何度でもダッシュできてしまう。面倒な敵やマップは二段ダッシュで駆け抜け、速攻でミッションも終わらせることで可能で主人公の能力はオーバーパワーで難度もかなり控えめである。プレイヤーの好きなようにサクサク遊んで欲しいという狙いがあるのだろうか。ストレスを感じる部分というのがほとんどなく、気持ち良いプレイが最後まで持続した。
この手の繰り返しを強制するタイプのゲームは途中で飽きることが最近多いのだが本作は異常なアイテム数と爽快感で最後まで遊ばせる魅力があった。願わくばもっと色んなマップで敵と戦えればベストだったが仕方ない。