Metro 2033 – Love Meってんだー(クリア)

印象はファーストインプレッションと変わらず。惜しいところがいくつかあった。基礎の部分がしっかりしているだけにもったいなく感じる。

対人戦が少なく、FPSとしては物足りないが、どうもこのゲームは原作小説の世界を体験させるのを重視しているようなのでアドベンチャーゲームとして見るのが適当かもしれない。それならば演出重視な作りなのも合点がいく。原作ファンにしてみれば、映像と音でMetro 2033の世界を堪能できる上に、版権ゲームの水準を遥かに超えたこのゲームは貴重なものだろう。

しかしながら、原作未見の私にとってはそういう感慨を味わうことができないし、有名所のFPSからのオマージュがたくさん見られ、そのせいで既視感を強く感じてしまった。地下鉄や細かなアイテムの作り込みが尋常ではなく、オブジェクト一つ一つが存在感があり、足音(ガラスや木を踏んだ時の音)が凝っていて、リアリティが高くて没入感を味わえるが、チャプターの区切りが短く、ゲームプレイがブツ切りにされ、せっかくの没入感や集中力を削がれるのも残念だった。また、ミュータント戦は難易度が甘すぎて、緊張感がなく、ダークワンに怯える人々に共感するのは難しい。

とはいえ、恐らくこのゲームのテーマであろう「共通言語が存在しないが故に生じる齟齬や誤解」は十分伝わったし、ストーリーの流れにもさほど無理はなかった。いくら思っていても、言葉じゃなきゃ伝わらない。日々、助けてもらっている人たちに心を込めた「ありがとう」の言葉で感謝の念を伝えよう。苦手な人とも腹を割って話しあえば意外に良き友になりうるかもしれない。Metro 2033はそういうことを言いたかったような気がする、とメチャクチャな曲解でまとめてみる。感想はたぶん書きません。

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