わんさかと登場する大量の敵を倒して、倒して、倒しまくる。単純明快なルールと奥深い攻略性を持ったSerious Sam。そのSerious Samを最新のグラフィックでリメイクしたSerious Sam HD: The First Encounterを始めるよ。
基本的な部分はオリジナルを踏襲している。グラフィックはSerious Engine 3によって光源やエフェクトが強化され、テクスチャやモデルはオリジナルの雰囲気を保ちつつ、よりディティールが細かく、そしてリアルに作り直されている。追加マップや追加要素はない。また、オリジナルで人気のなかったデスマッチが削除されている。
ゲーム内容はオリジナルそのままにリメイクしているようだが、個人的に気になったところがいくつかある。
ただし、実際に比べながら試したわけではないので、私の思い違いかもしれない。
・リボルバーの連射速度の低下
ワンテンポ間が空いたような気がする。オリジナルが「バンバンバン」とすると、リメイク版は「バン…バン…バン」という感じ。
・サムの当たり判定の縮小
体が一回り小さくなったような印象を受けた。オリジナルならアイテムを入手できたはずの距離まで近付いても、入手できていないことがある。
だが、判定が小さくなったことで骨やイノシシの突撃は避けやすくなった。オリジナルの突撃はギリギリの間隔で避けていたが、リメイク版は回避に余裕がある。
・ナイフ判定の縮小
ナイフの判定距離が一回り小さくなった。リメイク版はきちんと接触しないと攻撃が当たらない。
ナイフアニメーションの中間フレームが正常に表示されていない(アニメーションのフレーム数をケチっている?)。アニメーションが飛んだような表示になる。そう見えるのはうちの環境だけだろうか。
・イノシシが砂煙を上げる
砂煙により後方の敵や攻撃が隠れてしまう。映像の臨場感は増しているものの、そのせいで不慮の事故に遭いやすくなった。サムのゲーム性からいって、この砂煙の効果は改悪だと感じる。
・ライティングの変化
明るい場所はより明るく、暗い場所はより暗くなった。映像にメリハリがついているが、視認性が減少。オリジナルの夜のシーンはある程度の明るさが確保されていたが、リメイク版はかなり暗い。
【雑感】
大量の敵を相手に、16人の仲間達とお祭り騒ぎできるのはサムだけ!久しぶりに心地良いカオス感を堪能した。このゲームは良くも悪くもお祭りゲームだ。各々のプレイヤーは自由に行動できるし、最近のCOOPゲームのような連携は必要なく、上手いプレイヤーは勝手にドンドン先へと進んでしまう。自ら楽しもうという気がないとまったく楽しめないゲームだ。
サムをやりこんでいる人は微妙な違和感を覚えるかもしれない。基本的にオリジナルのグラフィックを一新しただけなので既にプレイ済みの人は買う必要がないと思う。だが、リメイク版はリリースされたばかりなのでプレイヤーが沢山いる。「オリジナル版は人が少なすぎてCOOPできない」という不満を持っている人はリメイク版を買ってもいいかもしれない。いまのところ大人数で遊べるだけのプレイヤーがいますよ。
コメント
映像のカクカク感や、アニメーションの微妙な違和感は、オプションで垂直同期をオフにすると直るケースが多いようです。
私も初めは違和感があったので、切ってみたら遊びやすくなりました(^-^)
腹芸夫婦のモデリングが相変わらず手抜き感満載ですね。
やっぱりSAMはいいもの……なのですが、
何か見知らぬイケメンがSAM兄貴のコスプレをしてやがるんですよ。
それだけが気に入りません。ええ気に入りませんとも。
上から2番目のSSですが Aludran Reptiloid Highlander(赤色4本手のヤツ)
このマップに出てきましたっけ? Dunesじゃなく Oasisだと思うのだけれど難易度によるのかな(忘れている)
半分は『お子様は見ちゃダメ』サイトなんだからハーピー載せなきゃダメですよw
どうリアル度が増したか判断しやすいので(ぉ)
>>Ruiさん
垂直同期でも変わらないですね。うちの環境のせいでしょうか。
>>@さん
このシリーズは一作ごとに同姓同名の別人が主人公ですからね。
個人的には2の人が好きですね。コミカルな雰囲気とアメコミ調のケツアゴがマッチしていました。
>>TECさん
COOPでエクストラエネミーをONにしていると出現するのではないでしょうか。
ハーピーさんはですね。なぜか存在感が薄くなった気がしますよ。内容は同じなんですけどね。