自動販売機と自走式爆弾【モノ投げFPS】【3】

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GWはなにかと生活リズムが崩れがちで昼夜逆転、尊厳損傷状態になりやすいのですが、今年はモノ投げFPSの開発という目的があった為、それに打ち込むことでバランスを取りました。

GWでは自動販売機、ねずみ爆弾、ピコピコハンマー、敵キャラなどを作っていました。後は細かいシステムの実装です。武器は一つのシステム上で作動しており、モデルや武器の情報を武器一覧表から拾って、武器に情報を上書きしてそれっぽく見せているのですが、ねずみ爆弾は自走する以上、別のシステムとして実装する必要がありました。基幹の武器システムに自走する能力を持たせると他の武器にも余計な影響が出てしまう為、切り分ける必要があったのです。

そこで武器のねずみ爆弾が地面に落ちたら消滅し、自走するねずみ爆弾に置き換えることで実装しています。今回のゲームではアイテム数が多くなる為、一つ一つのアイテムを作らず、汎用のシステムで動作させることを心掛けており、自走するシステムの実装はどうしようかと考えていました。

じゃあ、武器が接触した時点で別の武器に置き換える形式にしたら、元のシステムはいじらなくていいじゃないと閃き、このような形になりました。

プログラムやシステムの構築は謎解きのようなもので、思っていた通りにできると楽しいですね。できてからはなんて簡単な話なんだという感じですが、やっている最中はなかなか試行錯誤。これが自転車に乗れるようになった感覚というやつなのかもしれません。

私は2018年頃にMMTの話を聞くまで税が財源だと洗脳されており、税を回収しないと支出ができないと思わされていました。財政破綻するから減税はできないし、増税しないといけない。

税財源論は明らかにおかしい話で、そもそも政府や中央銀行がお金を発行しないと国民は税金を支払えません。まず、お金の発行(支出が先=スペンディングファースト)ありきなのです。自分が王様になったと仮定して考えてください。王様が一円もお金を作らず、国民はどうやって税金を支払うのでしょうか? 米や鉱物などの現物を年貢として納めるなら可能ですが、お金の場合はまずお金の発行者が発行しないと支払うことができません。

こんなの当たり前の話なのですが、未だに財源がないから減税できないやら増税やむなしと考える人がたくさんいる。疑問で仕方ないですが、これが自転車に乗れるようなった感覚というやつなんだと思います。夏の参院選で状況が少しは好転するといいですが、今の状況を見るとなかなか難しそうという絶望感も抱くのです。国民はちょっとはまじめに考えて欲しい。

税は財源にはなりません。国民が支払う税金の財源がそもそも政府による国債発行や信用創造によって生み出されているからです。だからといって、無税国家にはできません。税には役割があります。所得格差を是正する為の累進課税、行き過ぎた投機を抑制する為の金融所得税等。

「国がいくらでもお金を刷れるなら無税国家にしてお金刷りまくったらいいじゃんw」という人もいますが、それでは需要が膨らみすぎ、供給が追い付きません。政府による通貨発行の上限は供給能力に依存します。政府が1000兆円を発行して、国民一人ずつに1000万円を配ることも可能ですが、そうすると自動車や家を注文する人も急増し、供給が追い付かなくなるでしょう。お金はいくらでも発行できますが、製造設備や人材はすぐには作れません。国内の供給能力を見ながら、通貨を国民に供給して調整するのが政府や税の役割なのです。

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