GTFO アルファテスト感想

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10 Chambers Collectiveによる協力重視のFPS。10 Chambers Collectiveは元Overkill Software(Payday・OVERKILL’s The Walking Dead)のメンバーが設立した開発会社。今回のGTFOのゲームデザインもOverkillの遺伝子を継承している。緻密な協力プレイが要求される為、ぼっちには厳しい内容である。

最大4人までプレイが可能。装備は銃2つ、ツール1つ、近接武器1つを持っていける。クラス(職業)は無く、持っていくツールで役割が決まる。

セントリーガン:地面に設置して敵が範囲に入ると銃撃する。何度でも回収可能。弾は有限であり、リフィルツールで補充しなければならない。
バイオトラッキング:敵の位置を特定し、動いている敵はマークが付く。
マイン:地雷を設置して、敵が踏むと起爆する。
C-FOAMランチャー:白い泡を放出する。泡をドアに貼り付けるとドアの耐久力を上げ、敵に貼り付けると一定時間停止させる。

セントリーガンは敵を相手してくれるので1つはあった方が良い。スカウト特定やラッシュ時の敵の索敵にバイオトラッキングが便利。アラームラッシュ時の扉強化・敵の拘束の為にC-FOAMランチャーも使える。マインにかかった敵は即死するのでこれもアラームラッシュ時に有効。

人数による敵数の増加や強化は無さそう。4人フルメンバーで挑むのが望ましい。敵は寝ているのが大半、起こさないようにステルスで行動するのが基本となる。敵に気付かれるとそのゾーンの敵が一斉に襲ってくるので寝ているところを一つずつ潰していくことになる。

ゾーン内は暗いが敵にフラッシュライトを当てると起きてしまうのでライトのON/OFFが重要。敵が「ゴボッゴボッ」と鳴き、点滅した時にノイズを出すと起きてしまうので音にも注意しなければならない。「ダルマさんが転んだ」の要領で近付くのがいい。

スリーパー:雑魚。溜め殴りで一撃で倒せる。
ビッグストライカー:近距離攻撃が強い。寝ている時に近距離まで近付いて、全員で一斉射撃が望ましい。
スカウト:触手を伸ばして索敵する。見つかると雑魚敵を大量に呼ぶ。見つかっていない状態でスナイパーライフルを頭にぶち込むと一撃で倒せる。ただし、触手を伸ばしている状態では倒せないので、触手が引いた状態でヘッドショットしなければならない。プレイヤーを発見して青い光を出すと無敵状態になり、その間は倒せなくなる。スカウトは常に動き回っている為、バイオトラッキングで特定できる。部屋の先に動く敵がいたらスカウトなのでスナイパーライフルでヘッドショットし、他の敵は銃撃で倒すと良い。

ヘルスが無くなるとダウン状態になる。シングルならゲームオーバー、マルチの場合は他のプレイヤーが蘇生できる。何度でも蘇生させることができて、ヘルス20の状態で復活可能。

道中に存在するロッカーやケースから弾薬、メディパックなどの物資が入手できる。ここに目的のアイテムも隠されているので部屋は一つずつ探索していくことになる。

クリア目的は「HSU_数字」を探して持ち帰ること。HSUはハイドロステイシスユニットの略、数字は三桁のランダム。まず、ゾーン内のターミナルを探して、ターミナルで「QUERY HSU_数字」と打ち込むと「Zone 数字」にあるということが分かる。

今度はそのゾーンに行けばいいのだが途中のドアは鍵「KEY_色_数字」がかかっている。ターミナルで「QUERY KEY_色_数字」、「PING KEY_色_数字」と打ち込むとその鍵の位置が分かる。鍵を入手してドアを解錠するとアラームが鳴り、敵が無限に湧く。アラームを止める位置が複数現れるのでその位置に移動して待つとアラームと無限湧きが止まり、ドアが開く。

HSUがある部屋の扉にもアラームが仕掛けられており、ここで二回目のアラームラッシュが始まる。物資が足りない時はターミナルで「LIST 10 PACK」等と打ち込むとZONE 10にあるアモパックやメディパックを教えてくれる。物資集めの時にもターミナルを活用するといいだろう。

進行の流れはZONE10か11で鍵を探し、スタート地点近くのZONE13への扉を開ける。扉の鍵を開けるとアラームラッシュが始まる。ZONE13は霧で覆われている。この霧はFOG Repellerという物資で一時的に取り除くことが可能。ZONE13を進むとZONE15とZONE16の扉がある。 HSUがある方の扉を開けよう。扉を開けるとまたアラームラッシュが開始される。そして、ZONE15か16にHSUがあり、回収するとラッシュが始まる。脱出地点まで戻り、一定時間待機するとクリアとなる。

感想

スコープを覗いている時のエイム感度が低く、思ったように追従しない部分があるが銃撃感やヒット感はしっかりと感じられる。Paydayは豆鉄砲のような軽さだったがGTFOでは感触が改善された。

チームの連携が非常に重要。探索や戦闘には緊張感が常にあり、協力感をたっぷりと楽しめる。戦闘は部屋毎に区切られており、1つ目の部屋で戦闘状態になっても他の部屋ではステルスの状態からスタートできるので緩急がある。Paydayの場合は一度、戦闘状態になるとそのままだったが、GTFOはOverkills Walking Deadの方向性に近く、リトライが可能な作りになっている。

ただし、立ち回りや覚えなければならないテクニックがたくさんあり、流れを覚えるまでにある程度のプレイが必要。Overkills Walking Deadと同じような結果にならないかが心配なところ。Overkills Walking Deadは手順さえ覚えればそうでもないがそこに到達するまでに諦める人が多く、それが低評価に繋がった。

今回はアルファテストだがこの感じではライト、ミドルの層には厳しいかもしれない。製品版でのチュートリアルや装備の強化要素にかかっている。

手に汗握る緊張感と自由な戦術性が面白く、COOP好きの人や一緒にボイチャで遊ぶフレンドがいる人、Overkills Walking Deadが好きだった人にはおすすめしたいタイトル。プレイするまでは半信半疑だったがプレイしてみて期待度が高まった。あとは装備の入手やロケーションなど、製品ではどれくらいのボリュームがあるのか楽しみ。

※ちなみにGTFOとは「get the fuck out(消えろ, 出ていきやがれ)の略 」。このゲームでは別の略かもしれないが。

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